米国CDCがエアロゾル感染めぐる改訂を撤回したものの、仮にエアロゾル感染でなくてもエアロゾルより大きい粒子に付着した新型コロナウィルスによる感染リスクの可能性がゼロではない、と言う事に関しては前回記事の通りです。
調べて見ると、「塵埃感染」と言う定義が以前から有ったようです。
「塵埃」とは100㎛までのエアロゾルを含むが、そのエアロゾルよりも大きい粒子も含んでいるわけで、それに付着している細菌やウィルスなどによる感染と言うのは確かに考えられるわけです。
ケース・バイ・ケースですが、粒子が大きければ仮にそこに多量の新型コロナウィルスを含んだ飛沫などが付着していれば、それだけ「バズーカ砲」のようなまとまりになる可能性もゼロではないはずです。
例えば150㎛~2000㎛のような「塵埃」は多くが混雑した空気中に浮遊している事が少なくないのですが、これに限らず、床や壁面などに積もったり付着しているケースもあるのかと思われます。
ましてやエアコンや空調機の還気口やフィルターなどにはフィルター交換前には多量の「塵埃」が有るわけです。
ではそこでどれだけ新型コロナウィルスが生き残っているのか?と言うのは、時間や温湿度などの諸条件で定かでは有りません。
ただ、例えばですがプラスチックの下敷きを頭髪にこすりつけて静電気を起こし、帯電した状態で人混みなどにしばらく置くとそこにはある程度の繊維屑などの「塵埃」が付着する事が有るのがわかります。
と言うわけで「塵埃感染に対してはやはりマスクが全く効果が無いと言うわけでもない」、そして「手洗いか手袋の装着が有効な場合が多い」と言う事にもなるのではないでしょうか。