グループ位での初期の作品
この写真は、紙で作ったワッポのミニチュア
後で、べニア版での立体作品になる。
8月22日は、急に空気がひんやりした。
その日は、「寂しいね」
「秋になると、寂しいね」
「僕は、寂しいなぁ」
「季節が変わると、寂しいね」
「心が、さびしいね」
「別れるというのも、寂しいね」
「年取るのも、寂しいね」
と、わたしの横にきては言う。
そんな時に、ヒロクニさんの友人から電話が掛かってきた。
開口一番「センチメンタル・ドンガバチョ!!」と怒鳴った声が聞こえた。
寂しさを最大に表現した言葉だ。
ヒロクニ語録が増えた。
寂しくなったら「センチメンタル・ドンガバチョ!」だ。
「ドンガバチョってどんな意味?」と聞いたら、意味ではなく、ひょっこりひょうたん島という人形劇から、聞こえていたコトバだそう。子供のTV番組だったと思う。洋画家時代、「淡路島からたまに帰ってくると、そのTV番組を家族が見ていたんで知ったんだよ」と波のまねまでしてくれる。あまりにも、そのまねがうまいので笑ってしまった。そんなことをしないような人が、そんなことをするから、面白い。
わたしは、ひょっこりひょうたん島は、園児の頃見ていたTV番組だと思うと、年の差を考えるが、年の差をいちいち気にして暮らしてはいない。本人は真面目に波のまねなんかをしているのが、とても可笑しくゲラゲラと笑ってしまった。本当に、あの波のまねは、すごくうまい。