
アトリエの片隅
中央の作品のピンクが浮き出て見えるようになって気になる存在になったので、写真に撮りました。その隣りのインクの染みと対比させているのでしょうか?右の絵は、いつまでも描きかけです。白い色のフォルムが、外から見るととても美しい。
この片隅にある絵は、めまぐるしく変えられる。
いいなぁと思った絵が、なくなるといつも慌てる。ゴミ箱へ入ってしまったのかと思うと落ちつかない。油絵で好きな作品がありましたが、アトリエに行くと上からピンクの絵具で、滅茶苦茶になっていて、悲しかったこともある。
急に、実験作品と見てわかるものは、消えてもそう驚かない。やっぱり女は現実的な算段を働かす生き物だと、自分で感心します。
いつの頃からか、捨ててしまう作品にチェックを入れるようになりました。
時に、個展に出した作品を破ってあって、本当にびっくりした!!!破いた作品のことを好きな人がいたのだ。その方は、武内の理解者であり、お金がないのが分かっていたので、破るくらいなら「プレゼントしたら・・・・よかったのに・・・・」。そう思うと、とても惜しい気がした。
作家本人は、自分の作品の未熟さが見えたりしたら嫌なんでしょうね。
芸術家というのは、「これで良し!」と思っても、「いや、まだまだなってない」と思ったりを繰り返しをする仕事のようです。

今日は、深緑のコップにペチュニアとニチニチソウを飾りました。
どちらもよく見かける花ですが、コップの色のせいで大人っぽい感じになったなぁと思っています。
花を飾ることで、わたし自身に品が備わればと思っています。
ペチュニアは花だけ摘んでいるので、沈まないように食器用のスポンジをコップの底に入れてあります。