こちらの作品は、小品で小さなサイズ。
ほぼパソコンで見た時のサイズより少し大きいくらい。
中央が、地下鉄の入り口です。
摩訶不思議なものが描き込まれていて、ヒロクニさんらしい作品。
ヒロクニさんからの話に「電車」が良く登場します。
やっぱり男の子って感じ。
私は、子供の絵の教室をやっていたことがあるので、本当にそうなんだなと痛感する。
電車の絵を描く男の子は本当に多い。女の子は、まったく描かない。
ここまで、くっきりと違いがでるのかと、体験を通して驚いています。
ヒロクニさんは、小学校時代(九州)の汽車通学をしていた時の思い出として、
「汽車がトンネルを入る前に窓を閉めないと、顔が真っ黒にすすけるんだよ。」と。
また、汽車の中ですっかり寝てしまっていて、乗り過ごし、暗くなる頃に帰宅したそう。
家では、「ヒロクニがまだ帰ってこない。」ということで大騒ぎになっていて、「俺の方が驚いた。」とか。
神戸の市電の話は、若い頃、20代の話ですが、市電が走る道中で、ヒロクニさんを巡って、
ヒロクニさんの目の前で、2人の女性が髪をひっぱり合いの喧嘩を始められ、それが市電の通る所で、
喧嘩で市電が立ち往生したらしく、ひどく恥ずかしい思いをしたと。
私は、映画やドラマでしかそんな情景を見たことがないので、現実にそんなことがあるのだと、変に感心した。
九州から1人で電車に乗って、祖母のいる神戸に来たときは、アンパンをはじめて食べて驚いたという。
まあ、とにかく1人で遠くに行くということで、ドキドキ、ハラハラ、未知の世界へ行くという感じで、楽しかったそうだ。
その頃のヒロクニさんは、九州訛りがあって、言葉の違いにもひどく驚いたそう。
言葉で笑われることもあり、「えっ!?」と思ったそうです。
現時点として、地下鉄がモチーフになり、入り口はよく描かれる。
また、路線の地図のような絵もあって、電車は街の絵に欠かせない要素のようです。
我家では、ヒロクニさんから「たこ焼きとかは、焼いてくれるな!」という仰せがある。
それをこの夏、破ってしまいました。
暑い夏だったが、クーラーを入れて過ごすと、余力があまっているのか、
「作ったことのない料理を作ってみよう!」と思い、たこ焼きがどうしても作ってみたくなった。
たこ焼き器で、ベビーカステラや、ポンデケージュ、明石の卵焼き、アヒージョとかも作れるのを知って、
1人でホームセンターへ行って、「禁断のたこ焼き器」を購入し、一旦、庭の方へ持って行って隠しといた。
そして、ある日「たこ焼き食べたくない?」とヒロクニさんに聞き、実は・・・・と切り出して・・・・・。
焼きました。
関西って感じがして嫌だそうです。
でも、食べてくれるので、めでたし、めでたし。
まだ、くるっとひっくり返すのがうまくなく、「よっこらしょ」という感じでひっくり返すので、
その間に、形が半円になってしまうものもあり、修行中です。
食べるより、ひっくり返すのが面白いのです。
作ったことがない料理にコロッケがありました。
いつも、肉屋さんか惣菜でコロッケは済ましていたので、家で作ってみました。
家で作るコロッケも、いいですね。
牛肉の挽肉と玉ねぎを炒めたものに塩、胡椒しておく。
マッシュしたじゃがいもに炒めた挽肉と玉ねぎと生クリームを大さじ1強、砂糖を少々入れて丸めます。
後は、小麦粉ととき卵、パン粉をつけて揚げます。
ヒロクニさんは、気に入ってくれているようです。
買うものより、ちょっと上品な味になります。
庭は、薄いピンクのニューギニアインパチェンスが大きくなり、花がたくさん咲くようになりました。
カクノトラノオも後ろで咲きはじめています。
カクノトラノオは、順調に直立して成長していたのですが、大雨で倒れてしまい、
倒れた状態で花を付け出しました。
毎年、カクノトラノオが咲く頃に台風や、大雨があり、いい状態で咲いたことがありません。
コスモスも植えていますが、うまく咲くのか疑問な状態。
ヒロクニさんがプレゼントしてくれた「本 ターシャ・チューダーの言葉2 楽しみは創りだせるものよ」を見てから、
ガーデニングをするようになったのだけれど、花というのは、生活の一部として、また絵画やファッション、
あらゆるものに源泉を与えてくれるミューズ(女神)のような存在かも・・・と思うようになりました。
今、刺繍に励んでいますが、刺繍には花の図案がとても多く、また美しい。
見ているだけでも、感銘をうける。
感銘をうけていても、私がした刺繍はこんな感じです。
↓
蝙蝠と柳。
柳は、下田直子氏の図案。右部分は、オリジナル。
北斎の「絵の書き方」という本の蝙蝠をアレンジしてあります。
ヒロクニさん曰く、「明治時代のような・・・・」と。
ちょっと、古臭い感じがするのだろうか?
次は、めがねケースです。