作品というよりメモのような感じがします。
この絵の裏には、
「素描で独自器感をまさぐり出す。(フォルム)
「身体の器官を見る医者のようにではなく、
<絵>と見て、手を描き頭を描き、
感知しながら、スピードをつけながら認識し走らせる。」
「74才になって、解したことはそれ。
弱点は又、力にもなる。
気付けば、カンタンな理屈にはなる。」
と書かれています。
言葉通りに、製作しています。
この絵は、藤色と赤のようなピンクの色に驚きがあります。
夕暮れ時を思わせます。
じーと見ていると、静けさも感じられ、藤色は穏やかな海に思えてきます。
殴り書きのように思えるが、意外と優しい気持ちにさせてくれます。
ヒロクニさんと散歩に行きました。
散歩と言っても、駅の電器屋さんにCDラジカセを買いに。
家では、「CAN(ジャーマン・ロック)も聴けない生活に飽き飽きした。」
「82才にもなって、俺は何しているんだ!」
「この辺の老人は、ゴロゴロ寝てるばっかりなのか?覇気のない。」と、
思った音楽がすぐに聴けないから、お怒りの様子。
散歩がてら、CDを買いに出かけたのです。
昼間は暑かったが、夕方になると、爽やかな風が吹き、小さな路地を歩きながら、
お花を見たりしながら、ゆっくり歩いた。
アガパンサスの花が咲きかけていて、とても涼しげ。
帰りは、近所の公園で涼んで、とてもいい時間になりました。
家に着くと、凄い勢いで、CDラジカセを取り出し、音楽を聴いていました。
ヒロクニさんは、音楽なしでは生きていけない人なのです。
そんな日の夕食。
↑まだ、盛り付け途中ですが、
野菜とエビの天ぷら。暑い日に天ぷらを食べるのが好きなのです。
だから、夏になると、天ぷらをよくします。
今回の野菜は、さやえんどう、玉ねぎ、茄子、じゃがいも、ズッキーニ。
ささみのポテトサラダ。
玉ねぎとピーマンのスープ。
頂いたにんにくがあったので、ヒロクニさん用に素揚げしました。
にんにくを食べるとスタミナが出ると、思い込んでいるようなのです。
にんにくを見て、「さほり、気が利いているねぇ。」と言われました。
いつもウルサイから、「ちょっとは、だまっていてね。」ということなんですけど・・・。
「満足したら、ちょいと、文句はお休みなさいまし!」というメッセージが
にんにくに込められているのは、察してくれるだろうか?
↑庭は、段々夏に。
緑が茂っている所は、イタリアンミニトマト。
鉢植えなのですが、よく育ちます。
↑黒枝豆。最所は乾かしぎみに育て、
花が付き出したら、水分を欠かさないこと。
勘違いして、最所から水をたっぷりとあげていたので、後悔しています。
初めて育てるときは、いつもどこかを間違う。
↑庭の奥で、コレオプシス ルーレットという花が咲いています。
この花の種は、発芽率がとてもよく毎年咲いています。
勲章のような花の姿が気に入っています。
↑ヒロクニさんの好きなエキナセア。
オレンジの花株がとても大きくなり、花数が昨年より増えました。
ピンクの花は、ヒロクニさんがスケッチするのに適しているようで、
毎年、アトリエの中でドライフラワーになっています。
(置かれたままになっていて、ただ、枯れているだけ)