武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

夢想の地平線(作品紹介685)と 一日の中のドラマ

2022-08-20 14:34:25 | Weblog

「夢想の地平を飛ぶ戦士」意識下の世界を巡る。

そのようなことを思い浮かべました。

武内の絵は、深層意識というものに接触している作品もあると思います。

見た夢を自分で分析したり、

話しながら味わったりと。

夢の話をよく語ります。

その淡い思いのような空間を、飛行機で飛んでいる。

そんふうに思いました。

この絵は、クレヨンと鉛筆を使用。

左中央の鉛筆で描かれた部分は、遠くに浮かぶ島のようにも見え、

そう思うと青い部分が「海」のように思えてくる。

この左上に描かれている人をよく見えるように部分を見た。

船というよりは、飛行機だと思う。

それも、小型プロペラ機。

でも、翼がない。

抽象的にとらえているのだろう。

この飛行機は、カタカタと音を発てて、マイペースで進んでいるのだろう。

現実生活では、「究極のマイペース」な人です。

時々、迷惑なくらい。

この絵も独特で、絵もマイペースを崩さず進めています。

今は、アトリエから紙をなめす音が聞こえています。

これも独特なのです。

 

よく、我が夫のヒロク二さんの特異なところをあげつらっていますが、

わたしも人のことは言えない時があります。

わたしの場合は、驚愕ほどではありませんが・・・。

きゅうりと卵が切れたので、さっと買い物してこようと思い立ち、

すぐだから、もうカッコなんてどうでもいいよね~と自転車に乗って出かけました。

そのカッコなのですが、

インドネシア製の柄物で、足の首のところにゴムが入って、バルーンみたいになるパンツ。

上は、黒の長袖で、腕のアームをつけるのがめんどくさいから、コレ。と着た。

首の部分に切れ込みが入っている。

ベトナム風になった。

帽子をかぶり、マスクをつけた。

この帽子が、ジャックルコーというフランスのメーカーの帽子で白と青のボーダー柄。

日本製ばなれしている帽子で、何となく帽子が周りから浮く。

このいでたちで、家を出た。

自転車の鍵が、かけたらあけ難い。

ちょっと嫌な予感がして、まずホームセンターへ行き鍵を試してみた。

あき難いが、なんとか無事に外せた。

スーパーに付き、また鍵のことを考え、そのままにして置いた方がいいかもしれないと思ったが、

いやいや、やっぱり鍵をかけないと安心できない。

「また、無事に鍵はあくだろう」と思ったのが間違いだった。

スーパーを出てから、鍵と格闘すること1時間。

暗くなり雨も降ってきて、それも止む。

もう、だめ!と思い、人を頼ることにした。

まずは、スーパーの誰か、男性はこういうことに詳しいかもと思ったが、

となりのホームセンターで聞いた方がいいと言われ、ホームセンターへ。

サービスカウンターで、自転車の修理をしている人にどうしたらいいか?を聞くと、

「鍵は、壊すしかない」と言われ、

「どうやって壊すのですか?」になり、閉まっているので、輪をノコギリ、専用のノコギリで切らないとと、

言われ、今度はノコギリを探すのに店員さんが変わった。

一緒にノコギリを見ながら、

「さっきまで、鍵を開けれたのですけどね~。このノコギリですか?」と言いながら、

無駄な出費に気持ちが落ち込んだ。

こうやって、積み重ねてきた節約が、一瞬にして無になることがあるなんて。

「雨が降った後から、おかしいのですけどね」と言うと、

その若い男性の男性は、ムム・・・、という眼差しを向け、

「奥さん、それ551でいけるかもしれません」と。

「551って。あーあの油を差すやつ!」

「そう、もしかしたら、錆に引っかかっているのかもしれません」

「551ですか」と安堵をつきながら言うと、

「551じゃなくて、556です。551は豚饅です。551は蓬莱です」と。

頭が静かになって、あの赤い箱と豚饅と蓬莱の文字が浮かんできた。

「あのう、確かアイスキャンデーもありますよね」と言った。

「すいません。僕が551とわざと言ったんです」

は?って感じ。

大声で、551を買いますと連発していました。

556の話が出たところで、鍵はあくに違いないと予感がした。

天然丸出しのような気もするが、

「まあ、冗談まで思いついてくだすって、楽しかったわ。きっと、鍵はうまくあきますわ」

「僕も、そう思います」と言いながら、向こうもニコッとして別れました。

お互い、やった!というものを感じました。

鍵は、うそのようにあき、長い道のりが終わる。

いでたちも、かなりアレなオバサンだったので、どういう印象を与えていたのか?

それも、後から気になりました。

 

帰るとヒロク二さんが心配していて、

「行ってもいいと思ったけど、俺はここにいた方がいいと思って」と。

鍵のことを話し、「今回のことは、何をいわんとしているのかって、教訓を考えていた」と言うと、

即、「物を大切にしろってことだ。自転車を庭先に放置して、カバーもしない」

「何回言っても、そのままで。いつも雨ざらしにして」

「わたしがせめてと思い、傘でカバーしてあげているだろう」

「これを境に、大切にしなさい」

わたしは、しーんとして聞きながら、「そうです」と肯く。

それよりも、自転車に油をさすことを知らなかった。

いつも、ギコギコいったり、チェーンが外れることもあった。

また、「鍵があかなくなるかも?」と思った瞬間の予見のことも考えた。

こういう時は、その声に従った方が良いということかもしれない。

しかし、ヒロク二さんの言うように、自転車は大切にしないといけないと思いました。

 

もう1つ、こういう時に限ってがあり、

買い物でも、普段買わない水物を多量に買い、鞄がやたら重たかった。

一息いれて、遅い時間になってから、夕食を作り始めました。

 

その日の朝は、朝顔がたくさん花をつけ、いい一日の始まりと思っていました。

その朝顔はこちら。↓

↑雨が上がったあと、たくさんの花が。

↑上の写真とは、向きが違う。

蔓が下に延びているのもあって、地面をはっている花もあります。

↑色味は白っぽいブルーや紫がかったりと。

 

一日の間に、たくさんのドラマがあったように感じました。

その間、こちらの猫のドラマにもはまっています。

↑猫、それも野生の森に澄む猫の物語で、荒々しい物語。

喧嘩のシーンの描写は、読み応えあり。

全米で100万部売れていて、映画化が決まっているらしい。

サバイバル感覚も楽しめます。

四人の作家(イギリス人3名、アメリカ人1名)で書いています。

 

わたしも、空想が好きみたい。

でも、夫のような夢想はしません。

今日も、こんなわたしの文章を最後まで読んで下さった方、

ありがとうございます。

 

 


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2 コメント

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クレヨンの使い方が・・・。 (さほりん)
2022-08-27 14:18:21
コメントありがとうございます。
この絵のクレヨンの使い方がめずらしいと思います。相変わらず筆圧強くギューと塗っていて、すり塗ってグラデーションのようにしています。この塗り方が水彩のように感じさせるのでしょうね。右上の渦、これは何なのでしょう?よく分らないから、これについての想像は省いてしまったかも。赤い部分は、よく登場する山のモチーフかな?とチラッと思いました。スイカは想像しなかったけれど、色味に味覚を感じるともりんなので、美味しそうと感じたのね、と思いました。今、書きながら思ったけれど、渦は、ヒロク二さんの脳じゃない?訳がわからないから。書きながらちょっと気色悪い想像だなと・・・(笑)

自転車置き場で、途方にくれていましたよ。たらいまわし状態で。しかし、切羽詰ったところで、こんな冗談にも合うのがね、私らしいとも。しかし。この店員さんには、感謝しかない。真剣な顔で、笑いもせず「551」と言うので、すっかり思いこんでいた。鍵穴のこと教えて下さりありがとうございます。調べてみたら、書かれていることが、そっくりそのままあり、また同じ目に合いそう。鍵は、新しいのに交換しようと決めました。自転車の油のことも、調べました。チェーンには、粘りがある方がいいとか。お薦めのものを購入しておこうと。ともりんは、機械モノの手入れを自分でしているのがうかがえます。偉いですよ。今回、こういうアクシデントやともりんの助言、ヒロク二さんからの叱咤、自転車に思いやりを、的に受け取りました。物とは言え、思いやりが大切だと痛感した次第です。

インドネシア製のモノは、柄がアレなものが多いけれど、涼しくて、つい着てしまいます。組み合わせによっては、アラビアンナイトになります。(苦笑)

朝顔、3回ほどたくさん花をつけました。花をたくさんつけた後は、しばらく少ない。くもりの日が続いても少なくなるみたい。

「ウォーリアーズ」は、一巻を読むと、二巻はもっと面白いとあって読みましたが、どうも猫の大河ドラマで、二巻目の終わりは、続く的に終わりました。六巻で一段落でした。今現在も続いて書いている作品らしく、全部読むとかなり長そう。戦いで死んでしまう猫や、猫の裏切り(縄張りがあるから)、やや弱肉強食、猫の思いやり、愛情が書かれています。読みながら、重い部分もあるけれど、つい主人公の猫に感情移入しているので読んでしまう。6巻まで読みましたが、次から先はどうしようか?そんな感じ。児童書なので読みやすいですが・・。ピピを、この物語風に、「ブラウンパンチファー」等と呼んでみたが、寝ていました。「ピーマン」と言ったら、ふり向くのに。

スイカを久しぶりに食べたので、インパクトが大きかったのでは?絵にスイカを感じたとあり、身体にスイカの感触が残っていて、それと絵が、反応したのではないかな?と思いました。
ヒロク二さんは、「今年もスイカはよく食べたな。」と一言。それくらい、よく食べました。もう、果物は秋に入っていて、ぶどうや桃が並んでいます。まだ、高くて・・・。値段がもう少し下がるまで様子見の最中。
まだ、暑いけれど秋の気配を感じます。

鍵のアドバイスや自転車のこと、ありがとうございます。為になりました。もう、立ち往生はしないと思っています。駐輪場で汗だくでした。
ともりんは、気が利く人ですね。
今回、ともりんのアドバイスで、同じ事を繰り返すのを、阻止できそうです。
本当に、私のことを考えてくれてありがとう!感謝!!
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Unknown (ともりん)
2022-08-26 09:17:20
水彩画かな?と思いましたが、クレヨンと色鉛筆なのですね。しっとりした質感を感じます。
戦士は左上の人ではなく、その下の目鼻がある顔のことかなと思っていました。大きな顔の人が地平を飛んでるのかな、でも浮遊感はないような……と思っていました、なるほど、よく見ると人が飛んでいました!
とはいえ、「夢想の地平」の捉え方が難しいです。右上の紫のうずと赤と緑が気になります。なんだろう? 全然わかりませんが、スイカみたいだなと思いました。夏の絵かな?このスイカは美味しそうだな、とちょっと違う方向の想像にいってしまいました。

服装を想像しながら読みました。個性的だけど、さほりんに似合いそうです。インドネシア製の柄物は私も好きです。帽子、白と青がさわやかな感じですが、やはりインパクトがあるかもしれません。

自転車のトラブル、大変でした。よく頑張りました。出かけた先でこのようなトラブルが発生してしまうと、精神的にもとても疲弊します。でも、無事に鍵が開いてよかったです。そして、ノコギリを買わずに良かった!
551、そうそうきっとこれで大丈夫!と思いましたが、ん?何か変……。豚まんですね(笑)。笑ってしまいました。
556は一家に一本、必需品です。私も以前サビで鍵の開け閉めがひっかるようになり、556をシューッとスライド部分に噴射したらうそのように快適になりました。また、スタンドが固くなって上がらなくなったときにも活躍しました。
自転車以外でも、きしんできた扉の蝶番、電池の接触が悪くなった電化製品の電池接触部分、サビて回らなくなったネジや金属製品の緩めなどなど、大活躍です。
でも、鍵穴にだけは使ってはいけません。最初は良いのですが、556の油分が汚れを吸着させて鍵の動きが悪化してしまいます。
ちなみに、自転車にさす油は自転車用オイル(Amazonで500~700円くらい)が一番おすすめです。チェーン、スタンド、ブレーキレバーなどの注油箇所に定期的にさすことと、タイヤの空気に気を付けていれば快適に乗り続けられると思います。
(オイル厳禁の場所もあるので、油をさす場所はネットなどで調べてくださいね。)

朝顔がとてもきれいです。これだけたくさん咲いていると圧巻です。
ウォーリアーズ、知らなかったので検索してみました。猫のドラマなのですね。野生の猫たちの戦いの物語、面白そうなので読んでみようかなと思ったのですが、現実的な悲しい話も出てくるかも……と思ったらちょっと怖くて躊躇してしまっています。

先日ようやくこの夏初めてのスイカを食べました。割安だったので、半分にカットした大きなものを思い切って買いました。
冷やして食べたら、甘くてみずみずしくて、とても美味しかったです。夏の暑いときに食べる冷やしたスイカは美味しいな、としみじみ感じました。
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