武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

紅しょうがの巻

2009-05-15 15:46:46 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年1月16日掲載のえ

大きな大きな紅しょうが。スライスしてあります。

歌手の田端義夫さんが、どん底生活の頃食べた紅しょうがを語ります。「貧乏でしたなぁ。それも生半可やない。小学校も月々の授業料が払えなくて。おっかさんは細々と人形づくりの内職をしてました。それでは、子供達を養えません。その頃、紅しょうががうちのごちそうやったんです。白いご飯なんかめったに食べられません。主食はおかゆ、それにおから。そのおかずが紅しょうがでした。ほんまでっせ・・・。(続く)」と。貧乏の中でも、優しいまっすぐなおっ母さんおかげで、歌一筋でこられたと言います。

ヒロク二さんは、田端義夫さんに思い入れがあるらしく、その思い入れを絵に出来ないかと強く思っていた。マドロスなんだそう。わたしは、あまり演歌を知らないので、いろいろ話を伺っていた。紅しょうがも気負ってヒロク二さんが買ってきたのです。塊の紅しょうがと刻んだ紅しょうがを。塊の紅しょうがは、あまり売っていないので、いったい何処で買ってきたのかとこちらが問うたぐらい。ヒロク二さんは、「さすが、バタヤン。泣かせるねぇ。」とファックスの文章を読んで、目頭が熱くなった様子。どれどれと、わたしも読んでみると心にじ~んときた。浪華の人情と家族模様。人間が生きていく体温がこちらにも伝わってくる。涙ぐむと心が優しくなりますね。

この名文は、本に収められることになりました。ブログでは全文紹介できませんが、今年中に本が発売されるので、実際に全文、読んで頂きたいなぁと切に願っております。また、お知らせいたしますね。


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作品紹介 23

2009-05-14 22:44:05 | Weblog

2006年、島田ギャラリーにて、画家の部屋というテーマでの個展。アトリエにある仕事台を持っていって、日常の道具、金槌やカッター、鉛筆と木の枝で作ったオブジェや、板に描いた絵を展示した。この個展では、従来の色鉛筆作品とは違い、遊び心が多い作品が多かった。会場は、彩色されたBOXや家にあるもので構成。ヒロク二さんは木に彩色を気ままにしていることが多い。特に夏。それは、日常でのことで、いつも知らぬまに増えては消えていく。ある時、ゴミ箱に彩色された木切れが捨ててあった。わたしは、思わず「これ、貰っていい?」とゴミ箱から木切れを取り出し聞いた。「そんなものドーするの?」というので、「これ、いいわ!額縁に入れる」といったのです。「額に入れてドーするの?」「額代の方が高くつく、ドーするつもりなの?」と聞かれ答えに困った。何故って、低価格でだまって売りさばいて、小遣い稼ぎにしようと思っていたからね・・・。ヒロク二さんは、時々個展に出した作品でも破り捨てる時があるのよ!!だから、家の中では、サホリコレクションもあり、わたしのお眼鏡にかなった作品を収集しています。


上の写真の中央にある、この作品は、ディスコグラフィーな作品の一つ。ヒロク二さんの軽快なポップ・ソング作品と言っていいかな?だけど、CANと描いてあるから、ドイツのロック・バンドに寄せてつくった作品。音楽に詳しい人だけが分かるのでは?と思っています。ほんと、ヒロク二さんはカーンが好きだ。朝の食事の時かけられると、いっきに爽やかな朝は、どっかへいってしまう。そして、この作品の中にも、男魂というか、少年の持つ独特な精神性が、キラリと光っています。いいロックバンドもやはり男で構成されてることが多いと思いません?男の魂のと女の魂は違う種類と思っているのであります。


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我が家、背水の陣の頃

2009-05-12 13:39:55 | Weblog

阪神大震災で、大きな行き詰まりに遭い、神戸を離れることにした。実家に事情を云いなんとか、団地に借り住まいさせてもらうことに。ヒロク二さんは、まともな机もなく、ダンボールの箱に本を入れ重しにし、板切れをのせて机にした。


使わない時は、板は壁に立てかけて場所を取らないように。
この机では、大きな作品は無理なので、数々の小品を描いた。文句はもちろんたらたら言うが、言いながらも、夕暮れシリーズの小品が次々出来上がった。わたしは、大学の下宿時代に、みかん箱にパネルをのせて机の代わりにしていたことがあったけれど、これは根性の問題なわけです。ヒロク二さんの友人が遊びに来た時、その友人の方が「やっぱりヒロク二センセイは、凄い!!」とこのアトリエ?を見て呟かれた。今思えば、背水の陣だったのね。と、懐かしく思えるから不思議!

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冷やし中華の巻

2009-05-11 21:56:26 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年7月11日(火)掲載のえ

冷やし中華は、暴れだした!その上、船に乗って移動し始めた!!

ジャズピアニストの山下洋輔さんは、打ち合わせで日本そば屋に入って、ふと食べたくなったのが「冷やし中華」。注文したら、3月だったので、「ない、まだない!」の一点張りの主張に怒りがこみあげた。生ビールもアイスクリームも冬でもあるのに、どうして冷やし中華だけ差別するんだ!!と暴れはしないがその恨みをはらすべく、新宿のバーに檄文を張りつけた。それがもとで、「全日本冷やし中華愛好会」が出来たそうです。メンバーは、そうそうたる顔ぶれだったそうです。

「冷やし中華始めました」の張り紙がそろそろ張り出される頃ですね。夏の風物詩と言っても良いかな。家ではポピュラーな冷やし中華を作りました。きゅうりを刻み、ハムを刻み、錦糸卵、アクセントにナルトと紅しょうが、中華麺を茹で、さっと水と氷で冷やし、よく水を切った麺に具をカラフルにのせ、酢と醤油と砂糖少々で好みの味にしたスープをかけていただきました。モチーフの冷やし中華には、ナルトをペタペタと具の上に飾り、楽しげに飾ってみたが、ヒロク二さんの心中は、「麺」のことが頭を駆け巡っていた。冷やし中華と勝負を売る我が身を憐れむこと2時間。そして、冷やし中華と勝負。
わたしにはよく分からない心理の一つに、ヒロク二さんの我が身を憐れむという感情がある。随分前のことだけど、肩がこるというので、せんねん灸をしてあげたとき、気持ちよくっていい感じと思うと思ったら、自分の姿を憐れに思って「こんなことまでして、生きていかねばならないのか。」というので驚いた。せんねん灸はぱっとしたものじゃなかった。それでも、続けていると途中から、急に意見が変わり、毎日してくれとか言い出す。ツボも量が増えて、印を付けないとわからないくらいしてくれというので、色鉛筆の赤色で体に×の印をしてしてあげた。そして、部屋の中はもうもうと煙が。これこそは、憐れんでもいいんじゃないというくらいだ。それが、急に極楽極楽と云うのだからたまらない。
冷やし中華は、どこからか極楽極楽の心境になったに違いない。出来上がると嬉しそうでした。ヒロク二さんが嬉しくなったということです。

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我が家の食卓(ラビオリ)

2009-05-09 22:20:00 | Weblog

この日は、干した唐辛子を収穫。(左上)
逆輸入で安いという生のラビオリを買ってしまったので
トマトスープの中にラビオリを入れました。

この度のラビオリのソース?スープ?の作り方
トマトソースは、にんにくの刻んだものを、オリーブオイルで炒め、その次に玉ねぎのみじん切りを加えて炒める。ホールトマトを1センチぐらいにざく切りしたものをさらに入れて軽く炒めたら、水を入れ、ブイヨンを1個入れ煮たったところに海老を入れます。塩、胡椒で味を整えて出来上がり。ソースが出来たところに、茹でたラビオリを加えます。ラビオリの中身は、モッツアレラチーズとドライトマト、ジェノベーゼソースでした。バジルの葉がたまたまあったので、飾りました。
青い模様のお皿に入っているのは、ブロッコリーと入り卵のからしマヨネーズ和え。さかなは頂いたあまごの甘露煮。なんとなく物足りなく思い、急にごぼうをささがきに切ってきんぴらごぼうを作ったのでした。きんびらごぼうは、豚バラ肉をだし程度に入れて作ります。
ラビオリを中心に作っていったけれど、相反するものばかり並んでしまいました。これほど、組み合わせが悪いのも珍しいと思い記念写真を撮りました。なんか流れが悪かったのでしょう。でも、ヒロク二さんは洋食が好きだし、わたしは和食が好きだから、これでいいのよと嘯いたのでした。でもなんか変!!

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カツ丼の巻

2009-05-08 22:08:09 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年1月23日(火)掲載のえ

いったいカツ丼はどこへ?

今、神戸で、カツ丼の美味い店を知りたいでス。
荷風とか、誰それさんが好きなカツとは、
何なのか、淋しいときに喰いたくなる。
カツ丼や、カレーライスも、coffeeもあるのだから、
死ぬほどツライ孤独や、淋しいオッサンも、
今夜のどん底を抜けて、
明日はカツ丼とカレーを命がけで喰え!!
              武内 ヒロク二

マジシャンのマギー司郎さんは、東京に上京して3年目に生まれて初めてカツ丼を食べた。アパートとキャバレーの間の中華料理屋のショーウインドーにカツ丼があり、「食べたいなあ」と思うけれど、食べれない。理由は、家賃が払えなくなるから。食べるまで1ヶ月悩み、お金をためて食べたのが、上京して3年目。食べたらうまさに吃驚。丼1杯を独り占め出来る喜びと語ります。

この度は、わたしはヒロク二さんに怒った。「せっかく作ったカツ丼は、どこに描いてあるのぉ!!」と。そしたら、下の小さい四角の中を指差し「ここ」と言う。そうしたら、小さなカツ丼が描いてあった。この仕事を受ける前に、鈴木琢磨編集員がわざわざ家に来られて、仕事の説明に来られたときの帰り際に、壁に貼ってあるお好み焼きの絵(メモというかスケッチ)を見て、「こんなんやめてよ!」「こんなのも!」「こんなのも!」と言われた。そして、「サホリさん、見張っててよ」と最後に言われて帰っていったのです。そうです、この時点で、わたしは鈴木琢磨編集員の部下となり、ヒロク二さんの下働きをすることになったのです。この「カツ丼」の絵には、わたしは不服であった。しかし、ヒロク二さんに服従してしまった。ああ、悲しや!カツ丼はどこに!!見張りを突破したヒロク二さんは、「これでいいのだ。」とあぐらをかいてどっかりとちゃぶ台の前にすわっている。

ヒロク二さん曰く、「この方は、マジシャンだからカツ丼は隠してしまった」と云うことです。納得しにくい説明なので、ヒロク二さんを上目遣いでじ~と見てしまった。猫のキタハマがよくする行為の「かつお節下さい」目線と同じです。




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シラスおろしの巻

2009-05-06 12:42:40 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年4月8日(火)掲載のえ

ちゃぶ台の上にのっている、シラスおろし。

喜劇役者の伊東四郎さんは、何が好きかというと白いご飯。何故って?我々の子供時代は、代用食で過ごした時期が長く、お米が目の前から消えてしまい、白いご飯が長い間食べることできなかった。白いご飯をずっと食べたかったそう。今でも同じ気持ちといいます。シラスおろしをご飯と一緒に食べた時、「うまいなあ」って口に出てしまう。日本ならではの味に「うまい」と。そして、うまいと思うのはありがたいこと。そして、食事の前と後には「いただきます」「ごちそうさま」は当たり前と語ります。

この連載の絵の中に醤油瓶が登場しますが、この絵に描かれた醤油瓶は、実は二代目であります。前の醤油瓶の方が気に入りだったのですが、割ってしまったのです。大阪のある商店街の中によろずやのような店があり、フッと立ち寄った。商品にほこりが薄っすらとかかっており、そうじは少し手抜きしているよう。こういうところ、わたしは、なんとなくワクワクするのです。ヒロク二さんは、「これ、いいと思わないサホリ?」ときた。ガラスで出来ているその醤油瓶は、随分古い在庫品でもう作ってないらしい。店のおじいさんは「もう、一個しかないから安くしといたげる」と言ったので購入した。ガラスの瓶を洗うといつも清潔な感じがして、清々しい気分がするのでお気に入りでした。ガラスが違うらしい。この絵に描かれた醤油瓶は、二代目で、間に合わせだったので、気に入りの三代目を探しています。食卓には、ガラスの醤油瓶ってとてもいいですよ。

シラスおろしは、よく食べます。海苔の上にシラスおろしをのせ、その上にご飯をのせてクルとご飯を包み食します。これは、やみつきになる味です。大根は少し辛めがベストです!!
実は、伊東四郎さんのファンです。「お江戸でござる」もしっかり見てました。あの四角い顔と声がたまらなく好きなんです。「お江戸でござる」を見ると、ヒロク二さんは「消せ」とかいうので、ケンカになったことが何度もあるのです。

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コロッケの巻

2009-05-04 21:30:14 | Weblog

ビールとコロッケで乾杯!浮遊ではなく富裕感覚で食べませう。

並んでるコロッケ屋さんには、
並んでみたくなります。
神戸大丸のはすむかいの肉屋さんのコロッケ。
阪急西口のエレヴェータで上がった右側。
喰うヨロコビを知らないけど、
「食べたい」をやってみて、
少しは開眼したらしく、
あっちこっちのものを買ってみたい。
        武内 ヒロク二

漫画家の東海林さだおさんは、大のビール党。あらゆる食べ物はビールに合うかどうか、その一点で判断するのだそう。コロッケはビールとの相性抜群、夕方、コロッケだなって気になると、散歩がてらお肉屋さんまで出かけて買ってくると言います。お肉屋さんのコロッケがおいしいのはラードの力で、余韻があると。肉屋さんでラードの湯の中でキツネ色に揚げられていくのを見ているだけで幸せになってくると語ります。

ヒロク二さんは、コロッケの絵を何枚も描いた。描いている内に何を描いてるのか分からなくなるほど描いた。お皿にのせてキャベツの千切りをあしらったのや、ウスターソース、中濃ソース、ケチャップを描き別けたり、試行錯誤をしたが、なかなか出来上がらなかった。描きあがる度に見せてくれるのだが、途中から、前のも、後のも大差がなくなって同じもののように見えるので、「一休みしたら?」と声を掛けた。アトリエに行くとヒロク二さんの発するエネルギーの残り香があって、爽やかとはかけ離れた空気が・・・。「画材を変えて、パステルで描いてみては?」と提案した。わたしは、だんだん「シゴキ」をしているような気分。とにかく、次から次へと描いてもらった。沢山描いたので、選んで2枚の原画を送った。そして、軽い仕上がりの絵の方が選ばれた。主婦のわたしには、コロッケが茸のエリンギの頭に見えてしょうがない。エリンギという方が説得性があると思いません?

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20世紀のはじまり「ピカソとクレーの生きた時代」展を見に行く

2009-05-03 15:26:17 | Weblog

パブロ・ピカソ《ひじかけ椅子の座る女》1941年
この絵は、ドラ・マールというピカソの恋人を描いた作品。ドラ・マールは《泣く女》のモデルでもある。ピカソのいろんな伝記を読んだ。それをつなぎ合わせると、ピカソという人は、女性の嫉妬や憎悪という感情の中で絵を描くのが好きで、フランソワーズ・ジローが瞑想などをすると怒り狂ったりしたらしい。男と女の濃いドラマのような日々を自分から作りあげ、それをエネルギーとして絵を描いたのが最近、ちょっと分かってきた。この作品の、ドラ・マールの怒りと共に描かれた絵は、野蛮で絵画の野望に満ちたピカソの力強い創造力によってさらに強化される。ピカソの創造力と破壊力には、いつも度肝を抜きます。ドラ・マールが描かれた絵を見ると、ドラがとても可哀想になります。

4月28日に、「ピカソとクレーの生きた時代展」を見に行きました。この日は、汗ばむ陽気で、カフェのテラスで展覧会を見たあとおしゃべりしながらくつろぎました。わたしは、落ち着くとおしりの重い人で、いい気分を楽しむのが好きなのですが、ヒロク二さんは、自分のビールも飲めとか言い始めるや、「じっとしててもつまらん」とか言って、急げコール。カルダーの作品が風に動かされ、いいなぁと時間を楽しんでいたのに・・・。黒ビールとサンドウィッチをしょうがないから、口に押し込んだ。色鉛筆の色で気になる色があるらしく、三宮まで急いで行きました。


ヴァイマールのアトリエのパウル・クレー
この写真を美術館にて購入しました。パウル・クレーはとても好きな画家です。ポエジーと色彩だけでも、感動です。とても小さな作品が多いのですが、その小惑星は、輝きを持って心に染み入ります。勝手にクレーは静かな人とイメージを持っていたのですが、「クレーの日記」を読むと、とても激しい人で絵のイメージとは全然違うのです。

展覧会は、兵庫県立美術館で5月31日までです。クレーの作品は、あまりまとまって見れませんので、この機会に興味のある方は、見に行って下さいね。

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仏教対プラスティック (作品紹介)

2009-05-02 18:33:27 | Weblog

ヒロク二さんの制作現場。
これは、舞台の天井にたらす長い帯状のものを作っているらしい。
この写真を見ていると、ヒロク二さんが覗いて「これは、仏教を如何にポップアート化することが出来るかってやってみたんだよね。」と話しかけてきた。釈迦対プラスティックということを自分に問いかけて制作したと語ります。ヒロク二さん曰く、「なにより、玄峰和尚が、大きく構えてくれたおかげ」と言ってアトリエに去っていきました。絵を見ていると、この背後に人と人のぶつかりあいと、人はお互いに相手に影響を与えながら生きているのだなと痛感する。この作品群は、冨士玄峰和尚対武内ヒロク二のセションの賜物です。


こちらは試作ということです。


この長い紙を、ガムテープを使って張り合わせて大きなサイズに。
ヒロク二さんの画面の特徴は、乾いた感じ。枯れ枝がパッキと折れる音が聞こえそうな空気と言ってもよいかな。


そして、骸骨。ヒロク二さんの絵には、切っても切れないモチーフ。
舞台の写真が家に無いので、舞台であげた様子が分からなくてすいません。
使用していた、絵具はネオカラーという絵具で、アクリル絵具より粗悪な絵具ですが、蛍光色をうまく使いライトに当たるととても綺麗な様子でした。写真がどこかへ行ってしまって、全体像を載せることが出来なくて残念です。

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