「焦るな 今はじっとしていろ」(2012.4.21日作)
三宅島の漁師の言葉 (NHK放送番組より)
友人宅で三宅島火山噴火に関するドキュメンタリー番組を観ていた時
友人が呟くように言った
「実際に現場体験を積み重ねた人の言葉には重みがあるよなあ」
その時帰りの電車の中でメモしたのが次の文章です
年老いた父親は息子に
「会いたい」
と言って来た
家族は火山噴火のため
離れ離れに暮らしていた
-----
島に一人残った息子は
家族の生活を支えるための
漁で忙しく
父親に会いに行けなかった
-----
父親は一年後に亡くなった
-----
息子は父親がわざわざ
自分に会いたいと言って来たのは
なぜだったのか
と考える
-----
すると昔
父親がまだ若く
自分と一緒に漁をしていた頃
言った言葉が思い出された
潮目が悪く 漁のない時
父親はいつも
焦る息子を諭して言った
「焦るな 今はじっとしていろ」
-----
火山噴火で家族が
離れ離れに暮らしている現在 息子は
その時の父親の言葉を思い出しながら 父は
生活の苦しい今 この状況の中で苦闘する自分に
最期の言葉として この言葉を
伝えたかったのではなかったか・・・・
ーーーーー
忙しさにかまけ
父親に会いに行かなかった事への深い後悔
心の痛みと共に息子は 今
考える・・・・
-----
「焦るな 今はじっとしていろ」
----------
友人は既に亡く 手紙も綻びてしまいましたが今でもこの言葉だけは
気持ちの逸る時などには読み返して 心を落ち着かせています
その時(機会)が来るまで待て やたらに動くな・・・・冷静に時を待て
この言葉は今度の東日本大震災 原子力発電所事故に会われた方々にも
さまざまな場面で一つの教えとなり得る言葉ではないでしょうか
三宅島の漁師の言葉 (NHK放送番組より)
友人宅で三宅島火山噴火に関するドキュメンタリー番組を観ていた時
友人が呟くように言った
「実際に現場体験を積み重ねた人の言葉には重みがあるよなあ」
その時帰りの電車の中でメモしたのが次の文章です
年老いた父親は息子に
「会いたい」
と言って来た
家族は火山噴火のため
離れ離れに暮らしていた
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島に一人残った息子は
家族の生活を支えるための
漁で忙しく
父親に会いに行けなかった
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父親は一年後に亡くなった
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息子は父親がわざわざ
自分に会いたいと言って来たのは
なぜだったのか
と考える
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すると昔
父親がまだ若く
自分と一緒に漁をしていた頃
言った言葉が思い出された
潮目が悪く 漁のない時
父親はいつも
焦る息子を諭して言った
「焦るな 今はじっとしていろ」
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火山噴火で家族が
離れ離れに暮らしている現在 息子は
その時の父親の言葉を思い出しながら 父は
生活の苦しい今 この状況の中で苦闘する自分に
最期の言葉として この言葉を
伝えたかったのではなかったか・・・・
ーーーーー
忙しさにかまけ
父親に会いに行かなかった事への深い後悔
心の痛みと共に息子は 今
考える・・・・
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「焦るな 今はじっとしていろ」
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友人は既に亡く 手紙も綻びてしまいましたが今でもこの言葉だけは
気持ちの逸る時などには読み返して 心を落ち着かせています
その時(機会)が来るまで待て やたらに動くな・・・・冷静に時を待て
この言葉は今度の東日本大震災 原子力発電所事故に会われた方々にも
さまざまな場面で一つの教えとなり得る言葉ではないでしょうか
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