私のひとりごとは、ほとんど昨日のことだ。書くのがその日の朝だったりすることが多いから。
昨日三時頃、駅前を歩いていると、携帯を耳にし次第に近づいてくるきれいな女性が目に入る。チラっと見る。向こうも気づいて見返してくるが、すぐに醒めて視線は戻る。遠ざかっていく声は中国語だ。
すると今度は、声をかけてくる別の女性がいた。
すぐに邦人と分かる田舎っぽい垢抜けない服装の女の子。
「すいません」
と、チラシを手に何か説明を始める。(こりゃ、何かの勧誘だな?)
「アイアムアボーイ。フーアーユー?」
と、外人風に肩をすくめ両手を広げる。テレビでよく見かけるワカリマセンというジェスチャーだ。
「あ、……すいません。…外人さんですか? どうも……」
と、慌てて立ち去ろうとする。
「オー、アイアム ア バッドボーイ。ワッチュアネーム?」
「…………」
小走りに逃げていく。
――よし、上手くいった。これに限る。Oh nice day.
昨日三時頃、駅前を歩いていると、携帯を耳にし次第に近づいてくるきれいな女性が目に入る。チラっと見る。向こうも気づいて見返してくるが、すぐに醒めて視線は戻る。遠ざかっていく声は中国語だ。
すると今度は、声をかけてくる別の女性がいた。
すぐに邦人と分かる田舎っぽい垢抜けない服装の女の子。
「すいません」
と、チラシを手に何か説明を始める。(こりゃ、何かの勧誘だな?)
「アイアムアボーイ。フーアーユー?」
と、外人風に肩をすくめ両手を広げる。テレビでよく見かけるワカリマセンというジェスチャーだ。
「あ、……すいません。…外人さんですか? どうも……」
と、慌てて立ち去ろうとする。
「オー、アイアム ア バッドボーイ。ワッチュアネーム?」
「…………」
小走りに逃げていく。
――よし、上手くいった。これに限る。Oh nice day.