の一節、「駒形の御堂の前の、綺麗な縄暖簾を下げた鰌屋は、昔しから名代なものだ」
昨日は、浅草の「駒形どぜう」という店に行く。
真夏の陽射しが隅田川に容赦なくふりそそぎ、反射光が私の顔を照りつける。そんな中、汗かくかく「どぜうなべ」なるものを賞味しに行った。
どぜう、ドジョウ。鰌と書くらしい。
ドジョウ?
小学生のとき、京都の家の近くのドブでドジョウを捕まえて遊んだ。
中学生のとき、東京の家で父がドジョウを買ってきて、豆腐の入った鍋に放り込んだ。それを「食べろ」と言われて口に入れた。「ぐえっ――」と出した。それ以来、大嫌いになった。
それ以来だから、何年ぶり? 数えたくない!!!!! (笑)
「駒形どぜう」享和元年(1801年)創業。創業者は越後屋助七、武蔵の国の人だそうだ。
訊いてみた。
「越後屋助七さんは、今でもいらっしゃいますか?」
「……」
どぜうなべで、体も火照ったあとのこの寒いセリフ、ちょうどいい加減になった。
昨日は、浅草の「駒形どぜう」という店に行く。
真夏の陽射しが隅田川に容赦なくふりそそぎ、反射光が私の顔を照りつける。そんな中、汗かくかく「どぜうなべ」なるものを賞味しに行った。
どぜう、ドジョウ。鰌と書くらしい。
ドジョウ?
小学生のとき、京都の家の近くのドブでドジョウを捕まえて遊んだ。
中学生のとき、東京の家で父がドジョウを買ってきて、豆腐の入った鍋に放り込んだ。それを「食べろ」と言われて口に入れた。「ぐえっ――」と出した。それ以来、大嫌いになった。
それ以来だから、何年ぶり? 数えたくない!!!!! (笑)
「駒形どぜう」享和元年(1801年)創業。創業者は越後屋助七、武蔵の国の人だそうだ。
訊いてみた。
「越後屋助七さんは、今でもいらっしゃいますか?」
「……」
どぜうなべで、体も火照ったあとのこの寒いセリフ、ちょうどいい加減になった。