メジャーリーグ歴代2位の通算755本の本塁打を記録したハンク・アーロンが亡くなった。
アトランタ・ブレーブス、ミルウォーキー・ブルワーズという比較的地味なチームでプレーしていたからか、彼の存在を意識し始めたのは、ベーブ・ルースの714本に迫った1973年あたりからか。そして翌年ルースを抜き、シーズンオフの日米野球でニューヨーク・メッツとともに来日。王さんと本塁打競争を行った(結果は10対9でアーロンの勝利)。このとんでもない企画の仕掛人は一体誰だったのだろう。
アーロンは本塁打記録ばかりが強調されるが、通算2297打点は歴代1位、通算打率も305で、俊足、強肩を誇る万能選手。人格者としても知られ、王さんと一緒に世界少年野球大会にも尽力していた。
2007年に、バリー・ボンズがアーロンの記録を抜いたが、薬物疑惑が浮上。アーロンは「私は長年野球をしてきたから、シーズン70本以上の本塁打を打つのは無理だということが分かっている」とし、薬物疑惑のある選手の記録には脚注を付けるべきだとしている。その言葉にアーロンの誇りがにじむ。
大谷翔平とベーブ・ルース、そして映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1ba43b752319e46cb2dc1588df7e0de4
『MacMillan The Baseball Encyclopedia』と『フィールド・オブ・ドリームス』
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「映画で見る野球 その4」 番外編
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