この中で紹介された『市民ケーン』(41)の監督オーソン・ウェルズについて、あるいはMGMの社長ルイス・B・メイヤーとジュディ・ガーランドについては、先に見た『Mank/マンク 』でも語られていたが、やはり最も興味深かったのは、ハリウッド誕生の物語だった。
東部で映画産業を独占する発明王エジソンから逃れてカリフォルニアの原野にやってきた映画人たちが、やがて映画の都ハリウッドを作り上げていく過程の話は本当に面白い。
2001年、ハリウッド・メトロポリタンホテルの窓から小さく見えたハリウッドサイン
『20世紀の映画』から、師匠・長谷川正が書いた「ハリウッド誕生」
『外国映画男女優名鑑』から、「映画女優はなぜ生まれたか」「サイレント映画の大スターたち」