田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

和田誠グラフィティ3

2019-10-16 11:17:31 | ブックレビュー
 和田誠さんが全集や同じ作家に向けて表紙や挿絵を描いたものも多数ある。好きな作家やジャンルのものが多いので、これらも必然的にたまってしまった。
 
『古典落語』(74・角川文庫/落語協会編)
1.『艶笑・廓ばなし・上』2.『艶笑・廓ばなし・下』3.『長屋ばなし・上』4.『長屋ばなし・下』5.『お店ばなし』6.『幇間・若旦那ばなし』7.『旅・芝居ばなし』8.『怪談・人情ばなし』9.『武家・仇討ばなし』10『上方ばなし』別巻『艶笑江戸小ばなし』
 
   
  
  
 
広瀬正全集(77・河出書房・集英社文庫)
『マイナス・ゼロ』『ツイス』『エロス』『鏡の国のアリス』『T型フォード殺人事件』『タイムマシンの作り方』
 
 
 
   
 
虫明亜呂無(91・筑摩書房)
『肉体の憎しみ』『野を駆ける光』『時さえ忘れて』
 
  
 
つかこうへい(角川文庫)
『小説・熱海殺人事件』(76)『初級革命講座飛竜伝』(77)『蒲田行進曲』(81)『銀ちゃんがゆく』(88)『長島茂雄殺人事件』(88)
 
   
 
 
都筑道夫(文春文庫)
『名探偵もどき』(83)『捕物帖もどき』(84)『チャンバラもどき』(88)
 
 
 
平野威馬雄(ちくま文庫)
『平賀源内の生涯』(88)『ファーブルの生涯』(89・ルグロ)『くまぐす外伝』(91)『レミは生きている』(93)『陰者の告白』(94)
 
   
 
 
ジャック・フィニイ(ハヤカワ文庫)
『完全脱獄』(80.訳・宇野輝雄)『夜の冒険者たち』(80・訳・山田順子) 
 
 
 
ウィリアム・サローヤン(ちくま文庫)
『リトル・チルドレン』(90・訳・吉田ルイ子)『ディア・ベイビー』(91・訳・関汀子)『ヒューマン・コメディ』(93・訳・関汀子)『ワン・デイ・イン・ニューヨーク』(99・訳・今江祥智)
 
 
 
ジェームズ・サーバー
『十二人の指名打者 野球小説傑作選』(83・サーバー他/訳・稲葉明雄/永井淳/村上博基)『空中ブランコに乗る中年男』(87・訳・西田実/鳴海四郎) 
 
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和田誠グラフィティ2

2019-10-15 18:25:44 | ブックレビュー

 和田誠さんの著書編。

 『お楽しみはこれからだ』シリーズは自分にとってはバイブル。その他、表紙の絵が違うと文庫版まで買ってしまった。

   

『お楽しみはこれからだ』(75・文藝春秋)
『お楽しみはこれからだPART2』(76・文藝春秋)
『たかが映画じゃないか』(対談・78・山田宏一/文藝春秋/85・文春文庫)

 

  

『お楽しみはこれからだPART3』(80・文藝春秋)
『シネマッド・ティーパーティ』(80・講談社)
『映画に乾杯』(対談集・82・キネマ旬報社)
『映画に乾杯2』(対談集・85・キネマ旬報社)
『モンローもいる暗い部屋』(85・編書/新潮社)
『お楽しみはこれからだPART4』(86・文藝春秋)
『IMAGICA SCREEN GRAFFITI』(89・イマジカ)

    

   

 

『ブラウン管の映画館』(91・ダイヤモンド社/95・ちくま文庫)
『シネマッド・カクテルパーティ』(91・講談社)
『お楽しみはこれからだPART5』(95・文藝春秋)
『お楽しみはこれからだPART6』(96・文藝春秋)
『お楽しみはこれからだPART7』(97・文藝春秋)
『それはまた別の話』(97・三谷幸喜/文藝春秋)
『これもまた別の話』(99・三谷幸喜/文藝春秋)
『今日も映画日和』(対談・99・川本三郎/瀬戸川猛資/文藝春秋/02・文春文庫)

   

『光と嘘 真実と影 市川崑監督作品を語る』(対談・01・森遊机/河出書房)
『シネマ今昔問答』(04・新書館)
『シネマ今昔問答 望郷篇』(05・新書館)
『書物と映画』(11・世田谷文学館)

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ロバート・フォスター

2019-10-15 13:40:08 | 映画いろいろ
 主にB級映画で活躍したロバート・フォスターが亡くなった。
 
2002年に書いたミニバイオグラフィから。
 
 
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和田誠グラフィティ1

2019-10-15 11:46:56 | ブックレビュー
 本棚を改めて調べてみたら、和田誠さんの著書と装丁や表紙・挿絵を担当した本が150冊近くあった。
まずは映画関連の装丁や表紙・挿絵の分から。
 
   
  
 
 
『映画だけしか頭になかった』(73・植草甚一/晶文社)
『映画は存在する スクリーンを信じ続ける作家たち』(75・渡辺武信/サンリオ出版)
『汚れた顔の天使 ジェームズ・キャグニー自伝』(76・訳・山田宏一/宇田川幸洋/出帆社)
『白井佳夫の映画の本』(77・話の特集)
『映画の部屋のお客さま』(77・淀川長治対談集/TBSブリタニカ)
『映画・映画・映画』(78・淀川長治/講談社)
『インタビュー・ジョン・フォード』(78・ピーター・ボグダノビッチ/訳・高橋千尋/九藝出版)
『映画的神話の再興 スクリーンは信じ得るか』(79・渡辺武信/未来社)
『ロビン・フッドに鉛の玉を』(79・スチュアート・カミンスキー/訳・和田誠/文藝春秋)
『子供たちの時間』(79・フランソワ・トリュフォー/訳・山田宏一/講談社)
 
    
 
 
『マイシネマハウス』(80・銀河シネマクラブ/たあぶる館)
『ヘンリー・フォンダ マイ・ライフ』(82・ハワード・タイクマン/訳・鈴木主税/文春文庫)
『虹の彼方の殺人』(82・スチュアート・カミンスキー/訳・和田誠/文藝春秋)
『映画が好きな君は素敵だ』(84・長部日出雄・編/集英社文庫)
『サタデー・ナイト・ムービー』(84・都筑道夫/集英社文庫)
『シネ・ブラボー1』(84・山田宏一/ケイブンシャ文庫)
『グルメのためのシネガイド』(84・淀川長治/渡辺祥子/田中暎一/ハヤカワ文庫)
『ハリウッドをカバンにつめて』(84・サミー・デイビス・ジュニア/訳・清水俊二/ハヤカワ文庫)
『シネ・ブラボー2』(85・山田宏一/ケイブンシャ文庫)
『音のない映画館』(86・佐藤勝/立風書房)
『シネ・ブラボー3』(86・山田宏一/ケイブンシャ文庫)
『ティンセル』(86・ウィリアム・ゴールドマン/訳・沢川進/角川書店)
『ジョン・フォード伝』(87・ダン・フォード/訳・高橋千尋/文藝春秋)
『HEY!スピルバーグ』(88・小林弘利/角川文庫)
『アラウンド・ザ・ムービー』(89・森卓也/平凡社)
 
   
   
 
『虹を掴んだ男 サミュエル・ゴールドウィン上・下』(90・A.スコット バーグ/訳・吉田利子/文藝春秋)
『映画を夢みて』(91・小林信彦/筑摩書房)
『フランシス・コッポラ』(91・ピーター・カーウィ/訳・内山一樹/内田勝/ダゲレオ出版)
『マリオネットの葬送行進曲』(91・フランク・デ・フェリータ/訳・日暮雅通/文春文庫)
『グッドモーニング、ゴジラ』(92・樋口尚文/筑摩書房)
『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝』(92/訳・石上三登志/早川書房)
『我輩はカモじゃない』(94・スチュアート・カミンスキー/訳・田口俊樹/文春文庫)
『ハワード・ヒューズ事件』(98・スチュアート・カミンスキー/訳・土屋晃/文春文庫)
『吸血鬼に手を出すな』(99・スチュアート・カミンスキー/訳・長野きよみ/文春文庫)
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【ほぼ週刊映画コラム】『イエスタデイ』

2019-10-12 10:05:00 | ほぼ週刊映画コラム

エンタメOVOに連載中の

『ほぼ週刊映画コラム』

今週は
逆説的なビートルズへのラブレター
『イエスタデイ』

詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1202793

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和田誠さんが亡くなった…

2019-10-11 18:39:04 | ブックレビュー

 イラストレーターの和田誠さんが亡くなったという。

 『お楽しみはこれからだ』など、その著書(絵)の数々で、映画の楽しさ、奥深さを教えてくれた恩人だけに、ショックが大きい。多分、自分の映画の見方や、監督や俳優の好みは、和田さんから大きな影響を受けていると思う。今はまだ心の整理がつかないので、落ち着いたら自分にとっての和田さんについて改めて考えてみたいと思う。

 和田さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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『息子』

2019-10-11 09:05:38 | 映画いろいろ
『息子』(91)(1991.11.20.松竹セントラル2)

 
 岩手の山村で独り暮らしをする父(三國連太郎)は、東京で気ままにアルバイト生活を送る末っ子の哲夫(永瀬正敏)が気がかりでならない。そんなある日、哲夫は資材を運んだ工場で見掛けた征子(和久井映見)という美しい女性に恋をするが…。
 
 寅さんはさて置いても、それ以外の山田洋次の映画も最近はぱっとしない、と思っていたのは自分だけではないだろう。以前は『家族』(70)『故郷』(72)といった、その時代を象徴するような傑作を生んでいただけに、最近のパターン化した寅さんや、ノスタルジーに走った『キネマの天地』(86)『ダウンタウン・ヒーローズ』(88)を見るにつけ、その落差の大きさに歯がゆさを感じていたのである。
 
 だから、この映画にも正直なところ大きな期待は持てなかったのだが、うれしいことに土俵際で見事にうっちゃられた。かつての『家族』などとは、ひと味違うものの、山田洋次がひたすらこだわり続ける家族、故郷、労働、恋愛といったテーマが、今という時代の中で、見事に描かれていたのである。
 
 確かに、意地悪く見てしまえば、全く悪人が登場しないとか、今時あり得ないような不器用な恋愛の様子を、甘いと否定的に語ってしまうこともできるだろう。だが、この映画に関しては、山田洋次の執念を買いたい。さらに言えば、最近のお手軽な恋愛ものや親子ものにはない、ドキドキ感や切なさを感じさせてくれたことに感謝したいと思った。
 
 加えて、相変わらず俳優の使い方が実にうまいと感じた。三國連太郎が東北の農家のおやじを違和感なく演じたことにも驚いたが、あえて常連の俳優を使わず、山田組のにおいを感じさせない俳優で統一したところに、この映画に賭けた山田洋次の思いの強さが表れていたと思う。自らが追い求めるテーマは守りながら、新たな可能性を示してくれたところが、ファンの一人としては大いにうれしかったのである。
 
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【インタビュー】『超・少年探偵団NEO-Beginning』高杉真宙

2019-10-10 15:35:35 | インタビュー

「僕が小さい頃に感じたワクワク感を、詰め込んだ作品になっています」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1202677

『超・少年探偵団NEO-Beginning』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/046afdf9aaf511b8ad3d3ba4d11f7424

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『スペシャルアクターズ』

2019-10-10 12:46:43 | 新作映画を見てみた
 
 昨年大ヒットした『カメラを止めるな!』に続く上田慎一郎監督の第2作。売れない俳優の和人は、数年ぶりに弟の宏樹と再会し、演じることを使った何でも屋を請け負う俳優事務所「スペシャルアクターズ」に誘われる。そんな中、カルト集団から旅館を守ってほしいという依頼がくる。
 
 オーディションで選んだ無名の俳優たちを使い、フィクションと彼らのドキュメントの境界線を描くというもので、全体的には『カメラを止めるな!』と同じく、入れ子構造による“だましの芝居”が展開する。ただ『カメラを止めるな!』は、自主映画のような稚拙さが、かえっていい味になっていたのだが、今回はそこにいらいらさせられるところがあり、微妙な感じがしたのは否めない。
 
 だましの芝居として、『スティング』(73)のような粋や洗練さを求めるのは酷だとは思うが、どちらかといえば、これは三谷幸喜がよくやる、演劇くさいギャグや“落ちの一人酔い”に近いものがあると感じた。
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【インタビュー】『真実』ジュリエット・ビノシュ

2019-10-10 10:19:18 | インタビュー
 
「私は是枝監督の中にチェーホフを見ました」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1202431
 
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