早いものね・・・。あれから半世紀以上経つんだもの。街も人もずいぶん変わったわ。私もこんなにしわくちゃな御婆ちゃんになってしまったけれど、志げさんは綺麗なままの姿で私の中に留まっていて・・・、なんだかちょっと悔しいわ。」
おばさまがそう言うとまたみんなが笑った。
「西さんの奥さまも素敵な人だったんですね。私なんだか嬉しいです。」
「あら、ありがとうね。きっと母も喜んでいると思うわ。」
登志子さんがお礼を言ってくれた。素直に気持ちを伝えられる事が出来てよかったと思った。
その間にコーヒーを飲みほしたおばさまが、「さて、どうしましょうか。まだ続けますか。」と皆に訪ねた。
恥ずかしい事に私は誰よりも早く「お願いします。」と頼んでしまっていた。なんて図々しいんだろうと思いながらも、もう少し西さんの物語を聞いてみたいという気持ちが口を塞げなかった。
「じゃあ、続けましょうか。私が話せる事もわずかだから・・・。」
「叔母様。私からもお願いします。」
登志子さんがそう言うと、おばさまは軽く頷いてから話し出した。
「私が、二人を人として本当に尊い人だなと思ったのは、志げさんが亡くなった時なのね。」
「えっ。」その言葉に皆は驚きを隠せないようだった。
「母が亡くなった時って・・・。いったい何があったんです?」
登志子さんは少し戸惑いながら叔母様に尋ねていた。
おばさまがそう言うとまたみんなが笑った。
「西さんの奥さまも素敵な人だったんですね。私なんだか嬉しいです。」
「あら、ありがとうね。きっと母も喜んでいると思うわ。」
登志子さんがお礼を言ってくれた。素直に気持ちを伝えられる事が出来てよかったと思った。
その間にコーヒーを飲みほしたおばさまが、「さて、どうしましょうか。まだ続けますか。」と皆に訪ねた。
恥ずかしい事に私は誰よりも早く「お願いします。」と頼んでしまっていた。なんて図々しいんだろうと思いながらも、もう少し西さんの物語を聞いてみたいという気持ちが口を塞げなかった。
「じゃあ、続けましょうか。私が話せる事もわずかだから・・・。」
「叔母様。私からもお願いします。」
登志子さんがそう言うと、おばさまは軽く頷いてから話し出した。
「私が、二人を人として本当に尊い人だなと思ったのは、志げさんが亡くなった時なのね。」
「えっ。」その言葉に皆は驚きを隠せないようだった。
「母が亡くなった時って・・・。いったい何があったんです?」
登志子さんは少し戸惑いながら叔母様に尋ねていた。