Гおしまいなさいまし」と言うのは方言なのだろうか?
私の故郷では、こんばんはと同じように、夕方からの挨拶に使う。
英語のGood Eveningと全く同じ感覚。夕方からの会合などで、その日初めて顔を合わせる方に、こんばんはよりもより丁寧な言い方として用いる。
単なる夕べの挨拶でなくねぎらいの気持ちを込めた使い方がある。私は年長者の使う、Гおしまいなさいまし」という挨拶がとても好き
畑で薄暗くなっても働いている、嫁っ子や婿ドンに、年長者や、近所のお婆ちゃんが、もう今日の仕事はお終いにして上がっていいよと、気を利かして、声を掛けてくれるのだ。とても思いやりに満ちた挨拶。
その声掛けが無いと、新婚の嫁っ子や、小糠三合有ったら、婿にやるなと言われているのに、実家に小糠三合有ったかどうか判らないけれども、婿に来て、さんではなくて、ドンづけで呼ばれている婿ドンは、勝手に仕事を終えない。
舅や、姑に怠け者だと思われてしまい、また明日から大変なことになる。
終うタイミングが、大切なのだ。
現在の「お先に失礼します。」Гお疲れ様」のような軽い挨拶ではなくて、思いやりの心が溢れんばかりの挨拶なのだ。
上司が部下に掛けるねぎらいの言葉とも少しニュアンスが違う。
先に声を掛けるのが、年長者なのだ!
丁稚ドンと婿ドンしかドンづけで呼ばれ無いと教わった。
今は、嫁っ子どころか、お嫁さん。婿ドン然りお婿さん。
おしまいなさいましはもう使われない挨拶かしら?
そう言えば、私も何年も使っていない!
そうだ!
今年最後思いやりではなくて、皮肉を込めて、間違った使い方でГおしまいなさいまし」と声を掛けてあげよう。
議員でいつまでも働いている元首相の方々、もうおしまいなさいまし
グダグダと文句ばっかり言っている野党の長老の方々
もうおしまいなさいまし。