素艶雪凝樹清香風満枝
素艶雪凝樹清香風満枝
惠仁作の下の朱印に彫られている文字
右側に握筆
左側に晩成
左隅の朱印に彫られている文字
踏遍梅林
*凝は集まり、かたまる。
梅の花が雪のようで素艶です。
満開の花が咲く枝に吹く春風も清く香っている。
素艶と清香は対句になっているとの説明…だったと思います。
この掛け軸は、三十数年前構造建築を専門にしている私の兄が、国の肝いりで建設中の
中国で最初の超高層ビルの構造体技術指導者として、
北京や上海に赴任していた時に、指導していた関係者の方から御礼にと頂いたそうです。
私の母親が赴任中の兄を訪ねた時に、兄たちの事務所兼宿舎と
同じホテルに歌手の杉良太郎さんが滞在されていたそうで、大変感激していました!!
この掛け軸を見ると、
兄と父の写真と一緒に万里の長城に連れて行って貰ったと楽しそうに話していた母の嬉しそうな顔が浮かんで来ます!