夢見るタンポポおばさん

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交通事故の悲惨さ

2019-04-24 21:13:36 | 日記・エッセイ・コラム

   交通事故の悲惨さ

連日日本全国各地から、悲惨な交通事故のニュースが伝えられ、

テレビの画面を見るのが辛いです。

 交通事故は遭って、文字通り痛い思いを経験した人と、幸運にも遭わないで一生無事に人生を過ごした人間とではかなり考え方に相違が在ると思います。

 

  私も二回も交通事故の被害者になりました。

事故に巻き込まれた時には、加害者を始め、周囲の人間の本性が一番良く判ります!!

 

 私が被害者だと判った途端、加害者からГ取れるだけ取ってやれ」と言った人とは一生付き合うつもりもありませんし、

同じ空気を吸いたくありません。

 

 高齢のご主人が交通事故で亡くなったら、『取れるだけ取ってやる気満々の奥さん』と遺族には顔を合わすのも嫌になります。

  もし自分が逆の立場だったらと考え無いのでしょうか?

認知症気味の老人が道路にフラフラと飛び出して来て、車に当たって打ち所が悪くて死亡。

加害者は車の運転手。

運転手にはそれなりのペナルティーが科されます。

(人一人亡くなったのですから当然ですが…)

死亡保険金が降りたら、都会に出ていた子供が家を新築…

何時自分が加害者になるかわからないのに…

被害者は子供に家を残せたのだから良し?と言うことにしますか?

 

  高齢者、即ち老人は昔は殆どが被害者の立場でした…

昨今全国ニュースになる大きな交通事故の高齢者は殆ど加害者です!!

現実には被害者の高齢者が多いと思います。

がそれは以前からある事実。

 

87才の後期高齢者が車を運転すること自体が考えられなかった時代。

生きて自分の意志で元気に出歩くのが夢だった時代。

自然に人生を終えて鬼籍に入った時代。

寝たきりになって、介護を受けているのが普通だった時代。

 

 自分だけは特別だと考えないで、80才になったら自主返納。

或いは、法律で運転免許の年齢の上限を決めて免許証を与えない。

等の抜本的な対策を取らないと、高齢者の起こす悲惨な交通事故は減らないと思います!!

 

 

大型のランクルに乗っていながら、交差点で知人が働いているのを余所見していて、右折車待ちで停止中の私の普通乗用車にブレーキも踏まないで激突した

加害者の男は、

21年経った今も、相変わらずあちらこちらぶつけてボコボコの軽トラックを運転しています。

 何も反省していないし、悪いとも思っていないので、家にも見舞いに来なかった加害者。

まさか事故の被害者の私の家の真ん前とは知らないようで、

数年前余所の借地を追い出され、我が家の前の空き地に移って来ました。

  事故の時、彼は救急車や警察に電話をするどころか、奥さんに電話していたそうです。

助けてくれたのは、右折車を運転していたお弁当屋さんの運転手です!!

 

  家の周りの塀を出入りの大型トラックが壊したので、「どれだけ人に迷惑を掛けたら気が済むのか」と

事故の話をすると、Г自分が事故を起こしたのは覚えているが、相手が誰だか覚えていないし、知らない。」とのこと。

悔しくて、悲しくて、思い切り怒鳴りつけてやりたい衝動に駆られました。

が馬鹿馬鹿しくて、アホらしくて、何時も屋敷の周りに塩を撒いて、とんでもない厄病神が入り込んで来ないように自己防衛をしています。

 周りの状況を判断する能力が欠如した夫婦のようです。

 

  45才になる寸前あの日以来続いているあちこちの猛烈な痛み。

顔面麻痺。

交通事故は最大の病気。

車は走る凶器。

 カリンの花

 

87才の加害者も晩節を汚しましたね…

運転免許を返納して、タクシーに乗っていれば、加害者になることもなかったと思いますが…

事故で怪我をなさった被害者の方々の回復を祈ると共に

交通事故で亡くなられた方々の冥福を祈ります。

                                                          合掌