夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

仕舞う

2019-12-15 20:31:44 | 日記・エッセイ・コラム

仕舞う

令和元年十二月十四日(土)

富士市雁金堤からの富士山   ケビン撮影

 

富士市雁金堤からの富士山は、愛鷹連峰に連なって裾野が長く女性的に見えます。

十二単の裳のような裾野です!

美しいコノハナサクヤヒメが舞を舞っているように見えますね!

 

  仕舞う

2019年12月14日(土)

山の家のカーポートと、物置を撤去しました。

後片付け中の先物員さんたち。

百人乗っても壊れない物置の在った場所。

跡地は、下の通りです!

      スッキリして、広々して見えますね!!

     災害の爪痕

 春の3.11の東日本大震災。僅か5日後の富士宮市を震央とする震度6.5強の地震。

夏には情け容赦なく当地方を襲った二度の台風。

 青色ビニールシートで覆っただけの近隣の家からの瓦やトタン等の飛来物の為に、物置やカーポートも傷付いて、

痛みが激しくなっていました。

毎年の様に台風や地震等激しい災害が起きていますので、何か在ってからでは大変です。

 今度は加害者側になってしまいます。

慈しんで育てて来た植木ですが、

高い所の手入れは危険なので、大きな樹はチェーンソーで伐採して貰い、中位の木は強剪定して短く刈り込みました。

 

  仕舞う

終う

しまう

片付けるよりももっと積極的な行為。

美しく終わる。

片付けると言うと、収納したり、置き場所を変えるだけの人が多いです。

 が仕舞うは終う。

棄てる。

捨てる。

即ち役割が終わること。。

     『おしまいなさいまし』

私の故郷の夕方の挨拶です。

主に老婆が、薄暗くなっても未だ畑で働いている若い嫁っ子や婿ドンに、

もう仕事を終了して家に帰って良いよと掛ける労いの言葉です。

 夕食後、寄り合いなどで皆で集まる時や、用事で余所の家を訪問する時に、

『おしまいなさいまし』と挨拶します。

北海道の『おばんです』みたいな感じですね…

 

  日頃モノを大切にしていないと中々仕舞えません。