夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

ボケ

2020-01-15 21:28:26 | 日記・エッセイ・コラム

ボケ

令和二年一月十五日(水)

自宅玄関先にて  木瓜の花

   ボケ

昔は Гボケ老人 」とか、Гあの人ボケてんじゃ無い」とか、

ГボケないためのOO法」とか、様々なボケが巷に溢れていたような気がします。

痴呆と言う言葉が偏見に満ちているとかで、認知症と言う言葉に置き換えられましたが、

認知症と言う言葉になっても、病態にも、社会の対策も大して変化が無いように思います。

  お米の計量が一合桝から計量カップに変わっても、米は米。日本人の主食です。

日本酒が一升瓶から、1.8リットルで売られても日本酒は日本酒。時間が経ってもワインやウィスキーにはなりません!

  異国から様々な文化や考え方が入って来て、長い時間を掛けて、日本に馴染み融合して、淘汰されて

今日の文化が成り立っています。

 が、言葉だけ、上辺だけ代えたからと言って、中味がそのままだったならば、何も進歩も解決もしないと思います。

 昔から、所謂  耄碌 =もうろくした老人はいました。

が  ボケ老人とか徘徊老人とか老々介護等今ほど大きな問題になっていなかったように思います。

  家に居場所が無い。

 自宅でお嫁さんに介護して貰っているのに、Г家に帰る」とか言う老人もいます。

 彼女にとっての、本当の家が何処かに在るのでしょう…

UFOじゃありません!!

夕暮れ時西の空

カラスが左から右に凄いスピードで横切っただけですよ!

 

 

少子化が進み、高齢者の数が増えて、少子高齢化社会が急激に進行して来ているのを痛感します。

内科、整形外科、眼科、皮膚科、耳鼻科、何処の医院に通院しても、お年寄りで一杯です。

 私は、まだ認知症や寝たきりになっていない人々が、健康寿命を延ばして行けるように、

予防に重点を置いて対処して行った方が、医療費や社会保障費の削減策として有効だと思っています。

  例えば、睡眠時無呼吸症候群では、例え自覚症状が出ていても、検査の数値が一定以上悪く無いと、無呼吸を防ぐ器具が健康保険の対象になりません。深い眠りは、一晩中全く無いのですが、

私も検査の数値が悪くなって、健康保険が使えるまでなすすべがありません。

 糖尿病では、暴飲暴食を重ねた挙げ句、自己管理もキチンとしていないような患者さんたちが、

重症になって、専門医や、ベッドを多く占領しています。

 暴飲暴食を防ぐような教育を徹底して行えば、医療費の削減策になるだけでなく、何よりも本人や家族の負担が減ります。

先天性難病の患者さん達へのボランティアをするだけでも、人生観が変わって、

一日一日を大切に過ごすことが出来るようになると思います。

 

  ボケと言う言葉

毎日無意識にぼけーっと過ごしてしていると、ボケてしまうと言う 感じがして、私は結構気に入っています。

夕暮れ時の富士山  2020年1月15日 (水)

光の当たっている部分と当たらない部分

                         一線

楽しかったこと。

悲しかったこと。

辛かったこと。

思い出は段々遠ざかって行きます。