お正月の御飾りに欠かせない木の一つに楪(ゆずりは)があります。
新芽が開いて来ると、古い葉は垂れ下がって、新芽に譲る形になります。
その姿が、父子相続に等しいので、子孫繁栄を願って、万葉集の頃から、縁起物として正月飾りに用いられています。
我が家の玄関前に、長男が二十歳になった頃鳥が交譲葉(ゆずりは)の種をプレゼントしてくれました。
昔から、『大きな木の下には小さな木しか育たない』と言われています。
周囲から、『小手毬の家』と呼ばれる程、見事な、自慢の小手毬の木のど真ん中でしたけれども、杠(ユズリハ)を大切に育てることにしました。
十年程で、こんなに大きな木になって、見事な葉と紅い茎を見せてくれます。
親子草(ゆずりは)は、世代交代の大切さを教えてくれました。
楪のおかげかどうか解りませんが、息子達三人結婚して独立しました!
私の大好きな小手毬は、ユズリハに『場所を譲り』、頭を切り詰められて、小さくなり、元気なく、弱々しく、まるで現在の私のように老いさらばえています?
紅白の万両 橙色の千両
南天 万年青
冬は、 綺麗な色の果物を冷蔵庫に入れないで、いつも玄関にディスプレイしています。
お花がなくても、華やかな玄関になるでしょう!
拾って来た落ち葉や、木の実をアレンジして、楽しみます。
今日は、天狗の団扇の色づいた葉と、イチョウ。
お茶の実も、箕(み)に入れてみました。
お茶畑の縁でやっとのことで、殻付き5個。割れた実1個拾えました。
大きな実は獅子柚子(または鬼柚子)と言い、ザボンや文旦の仲間だそうです。
セニアカーで、散歩して農家のおばあさんから100円で買いました。
Гジャムにしな」と教えてくれました。飾ったら、もちろん食べますよ!
夢見るタンポポおばさんの今日の覚えて楽しい日本語
桃栗三年
柿八年
梅はすいすい十三年
柚子の大馬鹿十八年
リンゴニコニコ二十五年
銀杏の気違い三十年
女房の不作は六十年
亭主の不作はこれまた一生
左はお茶の花
右は白い椿の花
お茶がツバキ科の植物の為に良く似ています。