夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

最後迄残る物

2016-09-24 13:15:06 | 日記・エッセイ・コラム

                        秋雨に濡れる純白のムクゲの花

                 蟻はこんな日にも休まずに活動しています。

 

                                最後迄残っている物

大型家電や、生活用品等の荷物も大分片付いて、山の家の生活感が薄れて来ています。

残っているのは、本当に生活に必要な生活必需品。

タオル、歯ブラシ、コップ。

下着や着替え等の衣類。

箸や湯呑み等の食事に欠かせない道具。

クシや鏡、薬等の日用品。

紙と筆記用具。

 入院や、海外旅行の荷物と同じような物です。

18才で上京した時には、布団袋とダンボール箱2箱と旅行カバンだけが私の荷物でした。

 45年間に、荷物は増えに増えて遂に、トラック3台分。

 これでもかなり処分しました!

 

            残っている物?

いわゆる処分に悩む物…

    アルバム。 中学、高校、大学の卒業アルバム。名簿。写真入りの年賀状。

アクセサリーやインテリア等の形がしっかりしている装飾品。

趣味の会わない未使用品の頂き物。(バザーに出しても?)

 

価値もあり、大切な物なのにしまう場所の無い物。

 花器。

お人形。特に頂き物の趣味のお人形。

  書類や記録。母子手帳や育児記録等。

 記入済みの大量のノート。

 私にとっては大切な資料や記録ですが、普通に見れば、只のゴミです!!

 

   棄てるのは簡単ですが、四十年間の家族たちの記録はなかなか、簡単に踏ん切りが尽きませんね……

大量の未整理の写真や文章記録は、夫婦二人の老後の仕事にします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


銀木犀

2016-09-23 22:28:16 | 日記・エッセイ・コラム

                          銀木犀

     

雨に濡れる銀木犀の花

この銀木犀は、

私の生家の樹齢数百年の古木の子孫です。

沼津市郊外に建て売り住宅を買い求めた時に、植木好きの長兄が、

百日紅と銀木犀、門かぶりの槇等を庭に植えてくれました!

 富士市郊外の山の家に移植したのは、百日紅と銀木犀。

ですから、沼津市で12年、富士山の家で26年。畑で苗木として育っていた期間を足して、樹齢38年から40数年と言った所です。

  生家の百日紅は、奥座敷と座敷から見える坪庭の左端に在って、

毎年赤い花を縁側や祖父母の居る奥座敷からも見えるようにと、

気配りをして、剪定していました。

 百日紅の樹齢はどれ位なのか判りませんが、幹の太さや樹皮の様子、生家の建てられた年等から

推定すると、百五十年は超えていると思います。

 

 銀木犀の古木は『竃屋』と言う呼び名の煮炊きをする建物の裏に在りました。

 木登りも出来る程大きくて、立派な樹でした!

   ※江戸時代の竃屋は、平成のキッチン。昭和の台所です。

 毎年秋になるとある日突然、竃屋から匂ってくる、炊きたてのご飯と出来立てのおみおつけの美味しそうな匂いが、

えもいわれぬ芳しい銀木犀の馨に変わります!

    銀木犀は 目立たない花ですが、馨は花の中では一番好きな花です!!

春は野の菫。

初夏は小手毬。

秋は銀木犀。

冬は椿。 私の大切にしている植物です。

 

 

山の家のリビングから、40倍の望遠で撮影しました。

  足元が悪いので、近く迄行かないで、ケビンに撮影して貰いました!

 

 

昨日雨が少し止んだ時に撮影しました。

今年は秋雨が続いていて、青空がなかなか見られません。

もう少し散り始めているようです…

 銀木犀の樹の寿命は長いのですが、花が咲いている期間はとても短くて、僅か一週間位です。

 儚い命だからこそ、最高級の馨を漂わせることが出来るのでしょう…

 

 


桃色のお茶の花

2016-09-22 20:41:05 | 日記・エッセイ・コラム

                                   桃色のお茶の花

観賞用の桃色のお茶の花

普通のお茶の花は白です。

蕾は丸い玉子の形をしています。

 

 

開花すると、椿の花にソックリです!

お茶は椿科の植物なので、葉や立ち姿も椿に良く似ています。

      お茶の産地でも、お茶の花を実際に見ることは余りありません。

ひっそりと静かに咲く可憐な花です…

 茶花として好まれるようですが、私は普通の白いお茶の花を好みます。

この桃色のお茶の花は、故郷で、自園自家製の製茶工場と販売を生業としている幼なじみが、花好きな私の為に一株山の家に持って来てくれたものです。

山の家の庭に自家植えにして、大切に育てていました。

が去年最初の引っ越しに伴って、慎重に根回し、鉢植えにして街中の事務所で、比較的日陰に置いて管理して来ました。

手入れの甲斐あって、今年も可愛らしい花が咲きました!

 お茶は管理が大変な植物です。

寒さには弱いので、関東以北では栽培出来ないようですね…

新芽の出る時季には、遅霜で大切な新芽がやられて仕舞わないように、

熱心な茶栽培農家では、茶畑に設置した大型扇風機で一晩中

風を送って、霜が新芽に付着するのを防いでいます。

 日照りや、暑すぎるのも苦手です。

暑さ寒さに弱くて、朝霧が出るような場所が好き!!

 

今日は秋分の日

暑さ寒さも彼岸迄

桃色のお茶の花も咲き始めました…

お仏前にお供えしたおはぎで熱いお茶でも頂くことにします。

 

 

 

 

 

 

        


紅白の水引草、彼岸花

2016-09-21 13:15:46 | 日記・エッセイ・コラム

                   紅白の水引草

 

 

山の家の庭にも沢山咲いていますが、この写真は、ご近所の庭先で撮影しました。

 

紅白の彼岸花

 

朱色の彼岸花は沢山集まって、

白いのは、ひっそりと秋の散歩道に咲いていました。

 

山の家の町内の散歩道をセニアカーで散歩しました。

後数回で散歩道の道端の風景も変化します。

  これからも、また四季折々のお花や、風景をお届け致しますので、

続けて御覧下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 


おままごとみたいな老夫婦の新居での生活

2016-09-20 13:46:28 | 日記・エッセイ・コラム

                      おままごとみたいな老夫婦の新居での生活

 私の通院、ケビンの通勤に便利な駅近のマンションでの生活が始まりました。

 何もかも小さめな生活…

和室に至っては、何と四畳半!

今時四畳半の和室…!?

最期はどうしても畳の上で家族みんなとお別れの一時をと思って、わざわざ和室にして貰いました。

 新しい畳表の匂いが気持ち良くて、とても心が休まります。

 

 

七月末日迄三男一家が住んでいたマンション。

 リフォームとインテリアのコーディネートで前住民にとっても、かなり素敵な新居に変身したようです!!

 リフォームしたのは、ケビンの部屋と私の部屋の壁紙天井のクロス。リビングの壁面のクロス。

和室の内装。天井。畳表の縁。

 

引っ越しで新しくしたのは、リビングのカーテン!!

これは少しだけこだわりました。

 

 

 

Гお父さん、言葉は悪いですが、老夫婦にはピッタリの使い勝手の良い住居 ですね!」と三男。

「そう…」とケビン。

 

食器ダンスは山の家の半分に。

クローゼットは各部屋に一つずつ。

押し入れは一間分。

 

思い切って、断捨離を決行。

本当に必要な物。

大切な物。好きな物。

思い出だけを持ち込みました。

 

 

狭さはとても大切なことを気付かせてくれました。

長年の間に増え続けていた荷物。

もう今の自分たちの生活には不必要な物。

お客様用の布団や座布団。

普段使いから、儀式用迄用途別の何種類もの湯呑み。

格式の異なるお盆。

四季折々の絵皿。

数が多過ぎる食器や、コップ。スプーンやフォーク等。

お猪口や、徳利。

茶碗蒸しの器。

 

古くから受け継がれて来た器や、身の回りの道具。

愛着は有っても、保管場所もありませんし、使う時もありません。

 このようにして、日常使用されて来た器が消えて行き、良い品だけが

骨董品への道を辿るのですね…

私は骨董品に値するような器は所有していませんので、好きな人にドンドン差し上げて使って貰っています。

 

 あちらこちらを旅行して買い求めて来たお気に入りの器や敷物等を好き勝手に使って、

おままごとみたいな生活が始まりました。

 

 

箸は各一膳。

フライパン大、小各1。

鍋大、小各1。

片付けが楽チンです。

 

あのね、私の部屋のカーテンは、熊のプーさんなんですよ!!