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こんにちは。
今月から企業や行政機関、いろいろな団体がインターンシップを募集しています。
特に就職人気企業が主催するインターンシップには応募が殺到して
その選考に漏れたことがショックで自信喪失になる学生もいたりします。
東大クラスの優秀な学生でも、そうしたことで悩みがあるようですが
就職に直接結びつくものではなく
あくまで「就業体験」という位置づけなのがインターンシップ。
どんな業種、職種のインターンシップでも共通した学びがあって
その学びが「プロフェッショナルの条件」※につながっていくものだよ。
※ドラッカーの有名な本のタイトル
あとで引用しますので覚えておいてください。
★★★定期更新★★★
6月も週2回(水・日)予定です。
★★★☆☆☆★★★
◆仕事のポイントを見抜けるかどうか
どんなインターンシップ先であっても、「単純な就業体験の感想文」にならずに
きちんとレポートして欲しいポイントがあるよ。
「その仕事では、なにが一番重要なことなのか」
「他の分野の仕事と、どう結びつくものなのか」
ドラッカーの言葉も借りよう。
※※※
われわれは専門知識のそれぞれについて精通する必要はないが、それが「何についてのものなのか」「何をしようとするものなのか」「中心的な関心事は何か」「どのような洞察を与えてくれるか」「それについて知られていないことは何か」「問題や課題は何か」を知らなければならない。
※※※
ドラッカー/上田惇生訳「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社から
こういう観察力を身につけることは、仕事の重要な武器になっていくものだよ。
具体例として議員インターンシップを例にしてみますね。
◆政治家と官僚の仕事の違いを考える
国会議員や地方議員のインターンシップ体験では
議会の資料作成を手伝うことがあります。
官庁や市役所のインターンシップでも
同じような議会の資料作成を手伝うことがあります。
しかし政治家と官僚の仕事には本質的な違いがあるんだ。
現場の同じ作業をただ体験しただけでは
その違いはなかなか実感できないものだ。
※※※
「その仕事では、何が一番重要なことなのか」
たとえば政治家は、「必要な議案を提出し、議員立法をすること」が一番重要ではないか?
そのために必要な情報収集、知識、高度な発想が求められている仕事である。
→学ぶものは『議員立法に向けた政治家のコミュニケーション力・発想力』
たとえば官僚は、「制定された法律に基づく政策を実施すること」が一番重要ではないか?
そのために必要な政策立案、高度な事務処理能力が求められている仕事である。
→学ぶものは『政策立案を支える官僚の知識や行政の高度な事務処理能力』
注1)
政治家と官僚の仕事の違いについては、他にもいろいろな見方や考え方、切り口があります。
tarebonの解釈もひとつの例なので、これが正解ということではありません。
注2)
たとえば、こういう理解を前提にインターンシップ体験をしていくと
学びのポイントをうまく絞り込むことができると思うんだ。
◆部署異動や転職でも大切なこと
仕事で求められる能力というのはキャリアの段階ごとに変わっていくもので
一つだけで突き進もうとすると失敗しやすい。
人事異動で部署が変わったり、転職したり、または会社が他社に吸収合併されたりすると
そのときどきに自分の仕事能力をリセットして切り替えることも必要になります。
~・~・~
新しい部署、職場、会社で
『一番大切なこと、一番重要なことは何か』を観察して理解し仕事に活かす能力は
変化の激しいこれからの時代、ますます大切な能力になるように思います。
インターンシップというのは
そういう意味でも未来の仕事能力を鍛える基礎訓練になるよ。
できるだけ自分の関心を広げていろんな業界でチャレンジしてみてください。
~・~・~
一橋大学~NHK連続ドラマ2012『梅ちゃん先生』ロケ地より
★★
6月の更新予定も原則として毎週水・日です。
★★
ではまた☆
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今月から企業や行政機関、いろいろな団体がインターンシップを募集しています。
特に就職人気企業が主催するインターンシップには応募が殺到して
その選考に漏れたことがショックで自信喪失になる学生もいたりします。
東大クラスの優秀な学生でも、そうしたことで悩みがあるようですが
就職に直接結びつくものではなく
あくまで「就業体験」という位置づけなのがインターンシップ。
どんな業種、職種のインターンシップでも共通した学びがあって
その学びが「プロフェッショナルの条件」※につながっていくものだよ。
※ドラッカーの有名な本のタイトル
あとで引用しますので覚えておいてください。
★★★定期更新★★★
6月も週2回(水・日)予定です。
★★★☆☆☆★★★
◆仕事のポイントを見抜けるかどうか
どんなインターンシップ先であっても、「単純な就業体験の感想文」にならずに
きちんとレポートして欲しいポイントがあるよ。
「その仕事では、なにが一番重要なことなのか」
「他の分野の仕事と、どう結びつくものなのか」
ドラッカーの言葉も借りよう。
※※※
われわれは専門知識のそれぞれについて精通する必要はないが、それが「何についてのものなのか」「何をしようとするものなのか」「中心的な関心事は何か」「どのような洞察を与えてくれるか」「それについて知られていないことは何か」「問題や課題は何か」を知らなければならない。
※※※
ドラッカー/上田惇生訳「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社から
こういう観察力を身につけることは、仕事の重要な武器になっていくものだよ。
具体例として議員インターンシップを例にしてみますね。
◆政治家と官僚の仕事の違いを考える
国会議員や地方議員のインターンシップ体験では
議会の資料作成を手伝うことがあります。
官庁や市役所のインターンシップでも
同じような議会の資料作成を手伝うことがあります。
しかし政治家と官僚の仕事には本質的な違いがあるんだ。
現場の同じ作業をただ体験しただけでは
その違いはなかなか実感できないものだ。
※※※
「その仕事では、何が一番重要なことなのか」
たとえば政治家は、「必要な議案を提出し、議員立法をすること」が一番重要ではないか?
そのために必要な情報収集、知識、高度な発想が求められている仕事である。
→学ぶものは『議員立法に向けた政治家のコミュニケーション力・発想力』
たとえば官僚は、「制定された法律に基づく政策を実施すること」が一番重要ではないか?
そのために必要な政策立案、高度な事務処理能力が求められている仕事である。
→学ぶものは『政策立案を支える官僚の知識や行政の高度な事務処理能力』
注1)
政治家と官僚の仕事の違いについては、他にもいろいろな見方や考え方、切り口があります。
tarebonの解釈もひとつの例なので、これが正解ということではありません。
注2)
たとえば、こういう理解を前提にインターンシップ体験をしていくと
学びのポイントをうまく絞り込むことができると思うんだ。
◆部署異動や転職でも大切なこと
仕事で求められる能力というのはキャリアの段階ごとに変わっていくもので
一つだけで突き進もうとすると失敗しやすい。
人事異動で部署が変わったり、転職したり、または会社が他社に吸収合併されたりすると
そのときどきに自分の仕事能力をリセットして切り替えることも必要になります。
~・~・~
新しい部署、職場、会社で
『一番大切なこと、一番重要なことは何か』を観察して理解し仕事に活かす能力は
変化の激しいこれからの時代、ますます大切な能力になるように思います。
インターンシップというのは
そういう意味でも未来の仕事能力を鍛える基礎訓練になるよ。
できるだけ自分の関心を広げていろんな業界でチャレンジしてみてください。
~・~・~
一橋大学~NHK連続ドラマ2012『梅ちゃん先生』ロケ地より
★★
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