



こんにちは。
暑い夏、定期試験が終われば学生は夏休みですね☆
2012年ロンドン五輪も近づいてますので
「イギリス」をモチーフに就活のヒントをお届けします。
イメージ:ユニオンジャック柄のハローキティ(2012年限定)

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就活を意識しはじめると、新聞を注意深く読む機会も増えてくると思うので
まずは経済ニュースからいこう。
★★★定期更新★★★
7月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
★★★☆☆☆★★★
■英大手銀行バークレイズの原点
2012年7月現在、国際的な基準金利である「ロンドン銀行間取引金利=LIBOR」の不正操作問題が経済面で話題になっています。英大手銀行バークレイズのトレーダーがLIBORを不正操作して不当な利益を上げていたとされています。
日本ではバークレイズ(Barclays)という銀行名になじみが薄いと思いますが、イギリス4大銀行(HSBC,NatWest, Lloyds TSB, Barclays)の一つです。
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バークレイズはもともと堅実な商業銀行だったが、米国人の前最高経営責任者(CEO)がウォール街の強欲文化を持ち込み、別の銀行に変えてしまったとの見方がある。
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日本経済新聞2012.7.11記事から
堅実な商業銀行だったバークレイズの原点を探っていくと
とても大切な仕事のヒントが見つかると思うよ。
■バークレイズとクエーカー教徒
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ピューリタン(清教徒)の人々は、全部といっていいほど、道徳的にとても厳しかった。この厳しい道徳律が社会を大きく変え、しばしば世界的な大成功に発展した。一例をあげれば、クエーカー教徒はイギリスのビジネスのやり方を変えた。
古くからの商売のやり方は、売り手は本当の値段よりずっと高くふっかけ、徐々に値下げをしたものだった。しかしクエーカー教徒は、本当の値段以上に要求することは「不道徳で嘘をつくものだ」とみなした。
そこで彼らは「固定価格」制を生み出した。物品には値札をつけて店先に示し、売り手はそれを変更しないことにした。人々は固定価格の原理に従えば大いに時間の節約になることを知り、そのうちにイギリス中に普遍化していった。
クエーカー教徒はずば抜けて正直ものとして知られていたから、商業的にも大いに成功をおさめた。イギリスの4大銀行のうち、バークレイズとロイズの二つは、クエーカー教徒が創立したものである。
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トレバー・レゲット(1914-2000:元BBC日本語部長)
■厳しい道徳律
そのクエーカー(Quaker)教徒がどういう人たちなのか、トレバー・レゲットの体験談から。
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ある老人のクエーカー教徒が私の母にある物を翌日届けると約束し、言葉通り次の日にそれをもって私の家にやってきた。ところが、実は、彼は、夜の間に心臓発作を起こして重態だったのである。にもかかわらず、約束を守って自分でやってきたのだ。
どんなことがあっても約束を果たす。(彼らにとって)自分の言ったことを破るのも、真理に対する犯罪行為なのである。
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(前掲)
クエーカー教徒に限らず、「商人の教派」とも言われるメソジスト(Methodist Churches)や、そのほかのキリスト教諸派で厳しい道徳律に裏づけされた人たちの存在こそ、世界史に残るイギリスの繁栄を支えた基本とも言われています。
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イギリスの繁栄を支えた基本の一つ、をぜひ覚えよう。
どんなことがあっても約束を果たす。(彼らにとって)自分の言ったことを破るのも、真理に対する犯罪行為なのである。
就活でも、仕事でも、将来の繁栄を支えるための大切な考え方かもね。
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イギリスから就活を考えよう。

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