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こんにちは。
読売新聞で気になった記事を見つけました。
「法学部の就職振るわず 公務員志望、浪人が増」
(読売新聞2012.7.12)
法学部の就活生にエールを送りつつ、増刊更新でいきます。
~~7月限定モチーフ~~
2012年ロンドン五輪にちなんで「イギリス」がキーワード
ユニオンジャックなハローキティ(2012年限定)
★★★定期更新★★★
7月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
★★★☆☆☆★★★
■法学部の就職振るわず
法学部の就職が振るわないという記事が出ています。
※※※
639校から回答が寄せられた読売新聞の「大学の実力 教育力向上の取り組み」調査で、かって就職に強い学部の代表格とされた法学部の就職が振るわないことがわかった。
調査によると、法学部の正規雇用率は男子62%、女子67%だった。これは薬学部(男78%4、女90%)を大きく下回り、経済(男70%、女75%)、経営(男女とも71%)にも及ばなかった。
この状況に、「公務員志望者が年々増えているため」と明かすのは、都内の私立大学の就職担当者。
法学部で学ぶ科目が公務員試験と重なるため、もともと多かったが、長引く不況の影響で、ここ5年で倍増。
親の安定志向も後押しして、「民間企業への切り替えがつかず浪人する人が多い」という。
※※※
読売新聞2012.7.12「大学の実力」
なかなか厳しい法学部の就活。
「イギリス流の法律センス」で進路選択に現実との折り合いをつけてみてもいいかと思うよ。
英文科の知識ですが、参考にどうぞ。
■クエーカー教徒の「英文法」弁護士
※クエーカー教徒については前回の更新記事も参照ください。
就活トピック・英銀行バークレイズの原点■繁栄を支えた精神を学ぼう■
(tarebon就活ポインター2012.7.11)
※※※
マレーはアメリカ人のクエーカー教徒である。
(Lindley Murray,1745-1826)
弁護士になった彼は和解させるのがうまく、仕事で巨富を得て、38歳で引退した。
そのマレーに、英語教育に熱心なクエーカーの女学校から「英文法」の本を書いて欲しいと依頼があった。
マレーはイギリスの法律の専門家であり、イギリスの法律家的センスを持っていた。
イギリスの裁判官が、法律と人情・慣習の間の折り合いを見出すように、文法でも理屈と慣用の間に折り合いを見出さなければならないという態度を取った。
理屈だけ通してもだめだし、悪い慣習もあるから慣習だけでもだめだ。問題があったら、理屈を通しつつ、慣習と矛盾しない線を探す。これが優れた弁護士の条件だ。
1795年に出版されたマレーの文法書は驚異的売れ行きで、多くの学校で聖書の如きものになったという。
※※※
渡部昇一「英文法を撫でる」「講談・英語の歴史」(PHP新書)から抜粋
~☆~☆~☆
せっかく学んだ法律科目の勉強を活かしたい。そのためには公務員試験(あるいは司法試験・法科大学院の進学)の道しかない・・と思うとき『問題があったら、理屈を通しつつ、慣習と矛盾しない線を探す』というイギリス法律家的センスを身に付けてみるのもいいよね。
~☆~☆~☆
もう一つ、イギリスの『法律的な話』もどうぞ。
■道路は人間が通るためのもの
※※※
たとえばイギリス人は行列(queue)をきちんとつくって順番を辛抱強く待つのに、道を横断するときには車がこなければ赤信号で渡るのが不思議だと思える人々なのである。
実際、法を守る役目を負っている警察官でも、赤信号で渡るのである。
しかしこれは要するに自己責任ということが徹底しているし、そもそも道路は人間が通るためのもの※という考えが根底にあるからとも言える。
※※※
小林章夫「イギリス英語の裏表」ちくま新書から
※tarebonの補足
19世紀のイギリスには「自動車は歩行者を追い越してはならない」という法律がありました。
(ただし自動車愛好家たちの運動で1896年に改正された)
法学部の学生の進路選択では、ぜひ『イギリス法律家的センス』を身に付けて、公務員志望だけでなく民間企業への切り替えも『柔軟な解釈』でチャンレンジしていこう☆
★★
7月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
☆アメブロユーザーは就活の息抜きとコミュニケーションにどうぞ☆
東京メトロ・リラックマ線が行く~tarebonkumaのブログ~
★★
ではまたね☆
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「法学部の就職振るわず 公務員志望、浪人が増」
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■法学部の就職振るわず
法学部の就職が振るわないという記事が出ています。
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639校から回答が寄せられた読売新聞の「大学の実力 教育力向上の取り組み」調査で、かって就職に強い学部の代表格とされた法学部の就職が振るわないことがわかった。
調査によると、法学部の正規雇用率は男子62%、女子67%だった。これは薬学部(男78%4、女90%)を大きく下回り、経済(男70%、女75%)、経営(男女とも71%)にも及ばなかった。
この状況に、「公務員志望者が年々増えているため」と明かすのは、都内の私立大学の就職担当者。
法学部で学ぶ科目が公務員試験と重なるため、もともと多かったが、長引く不況の影響で、ここ5年で倍増。
親の安定志向も後押しして、「民間企業への切り替えがつかず浪人する人が多い」という。
※※※
読売新聞2012.7.12「大学の実力」
なかなか厳しい法学部の就活。
「イギリス流の法律センス」で進路選択に現実との折り合いをつけてみてもいいかと思うよ。
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※クエーカー教徒については前回の更新記事も参照ください。
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マレーはアメリカ人のクエーカー教徒である。
(Lindley Murray,1745-1826)
弁護士になった彼は和解させるのがうまく、仕事で巨富を得て、38歳で引退した。
そのマレーに、英語教育に熱心なクエーカーの女学校から「英文法」の本を書いて欲しいと依頼があった。
マレーはイギリスの法律の専門家であり、イギリスの法律家的センスを持っていた。
イギリスの裁判官が、法律と人情・慣習の間の折り合いを見出すように、文法でも理屈と慣用の間に折り合いを見出さなければならないという態度を取った。
理屈だけ通してもだめだし、悪い慣習もあるから慣習だけでもだめだ。問題があったら、理屈を通しつつ、慣習と矛盾しない線を探す。これが優れた弁護士の条件だ。
1795年に出版されたマレーの文法書は驚異的売れ行きで、多くの学校で聖書の如きものになったという。
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渡部昇一「英文法を撫でる」「講談・英語の歴史」(PHP新書)から抜粋
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せっかく学んだ法律科目の勉強を活かしたい。そのためには公務員試験(あるいは司法試験・法科大学院の進学)の道しかない・・と思うとき『問題があったら、理屈を通しつつ、慣習と矛盾しない線を探す』というイギリス法律家的センスを身に付けてみるのもいいよね。
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■道路は人間が通るためのもの
※※※
たとえばイギリス人は行列(queue)をきちんとつくって順番を辛抱強く待つのに、道を横断するときには車がこなければ赤信号で渡るのが不思議だと思える人々なのである。
実際、法を守る役目を負っている警察官でも、赤信号で渡るのである。
しかしこれは要するに自己責任ということが徹底しているし、そもそも道路は人間が通るためのもの※という考えが根底にあるからとも言える。
※※※
小林章夫「イギリス英語の裏表」ちくま新書から
※tarebonの補足
19世紀のイギリスには「自動車は歩行者を追い越してはならない」という法律がありました。
(ただし自動車愛好家たちの運動で1896年に改正された)
法学部の学生の進路選択では、ぜひ『イギリス法律家的センス』を身に付けて、公務員志望だけでなく民間企業への切り替えも『柔軟な解釈』でチャンレンジしていこう☆
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