「朝飯」は、スタインベックの小説で有名だけど、これが一番美味そうだとは、今は、思えない。やっぱり、和食の朝飯がいいよね。

写真は、僕の普通の粗末な朝飯だけど、いつごろからこんな、ハリウッド映画の粗末な朝飯になったんだろうとふと思うことがある。「米を食ったら馬鹿になる」なんて、御用学者がうそぶいていた時代があったから、この頃からかな。あれは、当時の農業政策のごまかしにしかすぎなかったのに、皆ころっと騙されて減反の道につきすすんで食料自給率を以降ひたすら下げることに邁進していったんだ。アメリカの農作物を輸入しやすくするためにだ。それはともかく、朝飯に、あったかいご飯と味噌汁、いわしの丸干し、沢庵、佃煮、卵焼き、夕べの残りの煮物なんてスタイルどこへいったんでしょう?あの頃、朝飯には、物語があったよね。夕べのおかずの残り物に「これが残ってたの。やったー」とか「また、これ食うの」とか一喜一憂があったよね。スタインベックの小説にも朝飯の物語があって、今でも、ベーコンの焼ける匂いを思い出すことが出来る。20歳くらいの時にはじめて読んだ物語だけど、その時に感じた匂いを今も思い出す。だから、1ページ半くらいの短編がずっと心に残っているんでしょう。それにひきかえ、今の、朝飯はなんと物語がないことか。まだかろうじて、パンがハンドメイドであることが救いだけど。僕らは、確実に何かを失くしているよね。そういえば、夕飯に煮物を作る回数が激減している。朝飯は、夕飯のメニューから見直さなくてはいけないのか。それなら、日本人の一日の食卓から見直さなくてはいけないんだ。余計なお世話かな。

写真は、僕の普通の粗末な朝飯だけど、いつごろからこんな、ハリウッド映画の粗末な朝飯になったんだろうとふと思うことがある。「米を食ったら馬鹿になる」なんて、御用学者がうそぶいていた時代があったから、この頃からかな。あれは、当時の農業政策のごまかしにしかすぎなかったのに、皆ころっと騙されて減反の道につきすすんで食料自給率を以降ひたすら下げることに邁進していったんだ。アメリカの農作物を輸入しやすくするためにだ。それはともかく、朝飯に、あったかいご飯と味噌汁、いわしの丸干し、沢庵、佃煮、卵焼き、夕べの残りの煮物なんてスタイルどこへいったんでしょう?あの頃、朝飯には、物語があったよね。夕べのおかずの残り物に「これが残ってたの。やったー」とか「また、これ食うの」とか一喜一憂があったよね。スタインベックの小説にも朝飯の物語があって、今でも、ベーコンの焼ける匂いを思い出すことが出来る。20歳くらいの時にはじめて読んだ物語だけど、その時に感じた匂いを今も思い出す。だから、1ページ半くらいの短編がずっと心に残っているんでしょう。それにひきかえ、今の、朝飯はなんと物語がないことか。まだかろうじて、パンがハンドメイドであることが救いだけど。僕らは、確実に何かを失くしているよね。そういえば、夕飯に煮物を作る回数が激減している。朝飯は、夕飯のメニューから見直さなくてはいけないのか。それなら、日本人の一日の食卓から見直さなくてはいけないんだ。余計なお世話かな。