フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

梅花黄連

2016-02-19 08:54:09 | Weblog
昨日伊野地区チームが伊野で開催している絵画展を見に行った。高知市チームの5人で。なぜかSMサイズの僕の小さな絵も飾っている。みんなとは描き方が360度違うので異質。「みんな下手だなぁ」とカラカラと笑う。これが仲間内のいいところ。もっと上手に描けるはずとみんな思っているから「うんうん」とうなづく。お昼は美術というかアートといった方がいいのかなアート好きのご夫婦がやってるガフェに行く。ランチのメニューは1種類。和テイスト+1のメニューに珈琲がついて1100円。店内では在住の油絵作家のミニ個展をやっていて4号から10号くらいの小品を展示販売している。販売価格は40万。「どうですか」と女主人に勧められる。下手な油絵と思って見てたのに。この絵が40万なら自分たちの水彩も10万で売っていいよねと仲間内では強気な発言。誰も本気にしないからワイワイガヤガヤなんだけど。「この人の特徴は色がきれいなんだ」と70歳のおんちゃんが教えてくれたけど「こいつは下手だろう」とずっと僕は思っていた。自分の中の変化。有名な人の作品だから上手いと限らない。絵は好き嫌いがはっきりと出るから自分の世界に近いものと出会うまでいや感動を覚えるものと出会うまで納得した評価は下せないだろう。とブツブツ。でもここのランチはうまかった。ご飯は仁井田米とのこと。それからごとごと越知までロケハンに行く。途中で牧野富太郎博士が一番愛した花「梅花黄連」の群生地があるというので見に行った。保護のため立ち入り禁止処置とのことだったが踏まないように気を付けて見せてもらう。

小さくてか弱い可憐な白い花が咲いている。なんだかわかるような気がする。今が盛りだって。斜面いっぱいに広がってるのは圧巻。

以前は開放してたらしいけど踏みつけたり取ったりと不心得者がいたりするので立ち入り禁止にして守っているのだそうな。お世話も大変なんだろうね、ここがぴったりな環境だったことが良かった。心ある人に守られて博士も安心してるだろう。越知に行って有名なコロッケ買って町を散策しようと勇んで行ったけどなんとコロッケは売り切れで残念。朝10時ころから揚げて昼過ぎには売り切れるとのこと。食えないとなると余計に食べたくなる。またの日に10時ころ来ようと誓って路地に入る。路地で絵になりそうなロケーションの撮影。みんな絵をかくための撮影だからここでもなぜか同じ物に目が行ってそれぞれのアングルでその景色を撮る。鉛筆淡彩、ペン画淡彩、色彩水彩そして僕がmix.みんなどんな絵を仕上げるのだろう。楽しみだね。帰りは日高の市場に寄ってサナエちゃんは馬刺し、カワさんは芋ケンピ、ガンちゃんは魚、ヤマちゃんがミカン、僕は佐川の栗を埋め込んだケーキを買った。いつものことだけど絵よりも食のスケッチ旅でございました。
コメント
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