フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ついに木を切った

2016-02-09 09:26:51 | Weblog
かねてより懸案の庭の伸びすぎた木を切った。野中の一軒家だったら切るのは簡単だけどまわりを家で囲まれておまけに電線も4本が干渉するという悪条件では至難の技でした。数本ずつ去年の暮れから枝を落として7日の日曜日に最終の枝打ちを終えたばかり。8日は畑仕事で午前中は忙しかった。魚焼くのにね。

こいつは「かます」脂がのってうまかった。焼いてたら山雀が4羽くらい様子を見に来て「おいらにも餌ちょうだい」って鳴く。ヒマワリの種をエサ台に乗せてあげたら競争で啄ばむ。そのうちの1羽はオレの手のひらに乗せたヒマワリの種を手に止まってついばむ。ここまでくるには何年もの信頼関係があってのこと。火を起こしてるときに周りにくると焼き鳥になるから気をつけてね。午後の3時くらいに畑から戻ってきたのかな。猫におやつをやってから天気もいいし今日決行を決めた。木に登って高いとこにロープをかけてと登っていくとだんだんと幹が細くなる。体重75キロ大丈夫かなと思いながら登る。岩場には少し慣れているので木なんかどうってことはないと思っていたが体重が体重だけに木が折れそうで不安。「熊でも登るんだから」といいきかせつつ目的点まで到着。背を伸ばして上の方にロープをかけいったん降りる。隣の家を壊すより自分の家のほうに落下するようにとロープを調整。電動のこぎりを持ってまた登る。今度は片手が使えない。幹は家と反対方向に伸びているから切り口が自分の向かい側になる。電動のこは片手では重いから幹に足だけでへばりついて両手を使って切る。切りくずが目から耳からに情け容赦なく降り注ぐ。がまんして切り続ける。そして突然木が倒れ掛かる。片手でロープをつかみ方向を誘導する。枝を切り落としていたので意外と重くない。もちろん持ち上げられる重さではないが方向はつけられる。家にも当たらないようにと途中の枝を利用して滑らす。何とか無事に着地。「やったー」と一人歓声。do it youreselfって達成感あるなと一人ごちた。

あそこに登って幹を切ったとあらためてみた庭の木だ。「かいずかいぐり」だと思うけど木は野放図に伸ばさないことだね。年取るともう登れなくなるから。「あーやれやれ」とこのところのストレスから解放された一日だった。
コメント
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