フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

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2019-06-11 08:36:38 | Weblog

あれから2ヶ月たったのか。カズカズの写真を撮ってから。絵を描く約束だからすぐ描こうと意気込んでいたけど線画を描いた時に違うと感じたものがあった。顔の形を似せるのではなく「僕がその人に抱いてるイメージを」と思っていたので「これじゃなくて」と思いながらも「じゃぁ何?」という答えもないままもどかしさに戸惑ってました。「写真には写らない美しさがあるだろう」まさにリンダリンダなんだけど。それを表現できなくて。美大出身のバジルに聞いたら「美人は描くのがむつかしいよ」と言われた。きれいな字も真似るのは難しいからそれはそうだろうなと納得。カズカズは美人だからなとブツブツ。他の絵を2枚3枚と仕上げるうちに突然イメージが舞い降りてきてデッサンを3~4枚描いた。「オレはこんなイメージを持ってたのか」と自分に語りかける。デッサンを見ながら「わりといいね」なんてほくそ笑んでいる。これを絵画教室に持って行くとデッサンの狂いより先に「この人誰?」から始まって根掘り葉掘りのヒマつぶしの質問攻めに合うから慎重に事を運んで答えを用意しときゃなきゃいけない。オーちゃんに見てもらって助言をしてもらいたいだけなんだけど。おバアはヒマだからすぐ集まって来て「あーだこーだ」とうるさいんだ。との理由で絵画教室に持って行くのを遅らせてるがいよいよ持って行く時が近づいてきた。幸い7月に須崎で初めての展示があるので忙しくしてる今がねらい目かな。デッサンの修正もいるけど早くも背景をどうしようとか肌の色は影の色はと楽しみながら悩んでいる。でも大事なのはイメージなんだ。イメージって他者によって存在するものだから。ちょっと村上春樹ふうに言ってみた。かっこよすぎたかな。

コメント
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