フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

年寄ハイキング

2020-02-11 20:26:54 | Weblog

ハイキングだというのでノコノコと須崎の「蟠蛇が森」へ行ってきました。標高770mで須崎で一番高い山で県立公園だそうです。雪割桜で有名な桑田山から近道の登山道を通って2時間弱。といえば簡単そうだけど高知の山の登りはキツイのです。「なに、この傾斜」って狭い山道を登って行くの。途中で心が折れそうになるのをこらえてフーフーと登っていると若者が鼻歌まじりに追い越していく。その歩く速さと自分のヨチヨチ歩く姿を比べてため息。「あと何回山に登れるのだろう」と思わず自問。背中の荷物がやけに重く感じられ遠く過ぎ去っていった若者の影を追う。「休憩」という声にホッとする。何回かの休憩の後、やっとの思いで頂上に辿り着けば公園というくらいだから花木が整備されて植えられて見晴らしのいいスペースが確保され展望台があって海や山が見渡せる絶景に心癒される。「ハイキングじゃないよな、登山だよな」とブツブツ。それでも公園だから飯を食うスペースは気持ちのいいくらい広くとれてみんな思い思いのところへ座る。「何をするでもなく飯を食うだけなのに最高に楽しいね」というと「なんかこうリラックスできるね」という。「充実した1日をありがとう」ってアンティークが言ったらみんな納得したように頷く。山ってこれだからやめられない。でも、体はとってもきつくなってきてるけど。後は、荷物を軽くするとかの工夫で乗り切るしかないか。と毎回言ってるのにあれこれ持って行くんだよな。と苦笑。蟠蛇が森、いい山でした。途中ちょっと道が分かりずらかったけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする