フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

昔ながら

2017-06-20 06:45:55 | Weblog

梅雨になっても雨が降らなかったから今年は水を畑に運ばなくてはと思っていたがやっと雨が降るようだ。Have you ever seen the rain.雨を見たかい?だね。これで百姓としては一安心なのだ。百姓と天文学者と宇宙関係者と漁師と航海者と人生をあきらめた奴は天を仰ぎ見るのかな。ドヤが網戸を開けて勝手に上がり込んでウルーが残したミルクを飲んでいた。「コラーッ」てなもんで近づくとあきらめきれないがひとまず退散といった風に元来た道を戻って行った。どうせウルーは飲まないしこのままでは腐るからとミルクを外に出してやる。いつの間にかどこからかドヤがまたやって来てミルクを飲むカランカランとお茶碗が空になった音。そう言えば、前にウチにミルクを飲みに来てた猫がいた。オランジュだ。「ウチはミルクバーじゃないぞ」と言ってもミルクをもらうまで帰らなかった。ウチではオランジュって呼んでたけど本名は茶々丸だったっけ。れっきとした飼い猫様だった。ドヤの本名は知らないがドヤも飼い猫だ。お花の先生とこの。ここら辺は猫も犬も年寄りも近所で面倒見るんだ。明るい年寄りの昔ながらの町だからね。

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