フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

happy-go-lucky

2014-11-06 07:53:16 | Weblog
いつもの「軟弱登山隊」とは違ってこれまたいつもの「行き当たりバッタリ登山部」今日はアリラン峠でも見に行くかとお気ラク気分でお出かけ。「軟弱登山隊」の場合は一応6:45頃に集合とか時間は決まっているんだけどこっちは気分次第だからどこに行くにも9時すぎてからの行動が多い。そして今日も9時30分頃に出発。アリラン峠は矢筈峠のことで矢筈山の登山口でもあるんだ。詳しくは知らないが昔韓国人労働者の人たちがこの道を作ってくれて故郷の峠に似ているということで彼らが「アリラン峠」と呼ぶようになったのが今に伝わっているそうな。今は舗装されて立派な道になっているが当時はこの道をつけるのは大変な重労働だったんでしょうね。そう思わせるような細い道を物部から笹に入っていくと通行止め。ダメかと三嶺の方に道をかえるとラッキーなことに迂回路の表示。クネクネと道なりに進むとこんなところに集落がと思えるところに古びたいい家が立ち並ぶ。住んでいるようないないような。だけどいい雰囲気。ちょっと前まで温泉があったんだよなと笹温泉を懐かしむ。譜賢堂を過ぎて11時20分頃アリラン峠に到着。広い駐車場にトイレもあってナイス。車の横でテーブル出してジェットボイルで湯を沸かして山のレストランを開いていると幡多弁の登山者3人が下りてきた。「きつくない?どれくらいで登れるの?」と聞くと「きつくない。1時間15分くらいかな」とのこと。ランチをすませて11時55分に矢筈山登山に出発。まったく行き当たりばったりなんだから。ちなみに英語で言うとhappy-go-lucky。言われた様に休憩も入れて1時間10分くらいで頂上に着いた。

手ぬぐいを被っているのがご愛嬌だ。この山は見晴らしがよく一面笹原でロケーション抜群。

先客もいて頂上でお昼してたら寒くなったと笑ってた。雨の日に槍ヶ岳に上ったという石川県のツワモノだった。夫婦に義理のお父さんのパーティなのかな。お父さんは土佐弁だった。彼らが下りて行って頂上は独占状態。下の方から彼らが付けている熊除けの鈴の音が上がってくる。やっぱり県外の人は必ず鈴をつけているって本当なんだと感心。

気持ちのよいスロープを下って下山。途中で鹿の鳴き声を聞いた。
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋はいぬめり」だったっけ。鹿が鳴くと秋が深まっていくんだよね。途中で紅葉の写真を撮ったりしながら帰路に着く。

午後5時前に到着。いい峠でした。いい山でした。道が直ればもっといいでしょうね。
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