ノビルは、背高ノッポの働き者。美人で献身的で意思強固。そして、誰にでも優しすぎるのがたまにキズ。そもそも今回の喧嘩の原因は、たまにキズから起こったことでした。フェンネル氏には、何でも相談があると思ってましたが、今回のことは事後報告でした。フェンネル氏は、パンプのことで忙しく全くノビルにかまってやる時間がありませんでした。そんな時です、ノビルが隣町のケーシーに言い寄られて何となくokと言ってしまったのです。ノビルは、そんなに深く捕らえていませんでした。ただ親切にと思っただけのことでしたが、フェンネル氏は言葉で生きている人ですからokに重大な意味と責任をみたのでした。早速フェンネル氏は、ノビルに頭ごなしに言い放ちました。「何を考えているんだ、すぐに撤回して来い」ノビルは、その言い方にカチンときました。「何よ、もう言ったもん、すぐにはできないわ」フェンネル氏は、とうとう癇癪を起こして、投げつけるように言いました。「このわからずや!」それからです、二人が、口を利かなくなったのは。パンプが、何にも分からないのに「あやまっておいで」と言うものですから、フェンネル氏は、自分の考えは間違ってないけど話ができるように謝りに行ったのでした。ところが、ノビルは、口をきくどころか、「ケーシーは、素敵な方、あなたとは、180度考え方が違うわ。ケーシーは、いい人よ」と聞こえよがしに言って顔を見せようともしなかったのです。ノビルが間違っているのは、分かっているんだが、さてさてどうしたものかと
フェンネル氏は途方にくれました。
フェンネル氏は途方にくれました。
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