tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「雨水の日」に、ふきのとうの天婦羅。

2014年02月19日 | 季節の便り(北陸、福井)
早朝はマイナス5℃の当地も、
お昼は日射も有り、日陰以外は穏やかで暖かい。

24節気の「雨水」、
雪が降っていたこれまでと異なり、雪はみんな雨となり落ちてくる、
すなわち気温がより暖かくなってきた日、
という事なのでしょう。



庭の雪は、平年ですと4月上旬の様。
庭端にある、自然の「ふきのとう」も雪が無くなり、
モッそりと首を持ち上げて来ています。









早速、お昼の天婦羅に仕上がりました。





ほろ苦く、大人には苦にならない苦さ、
春そのものの味と言うと言い過ぎかも。
美味しい季節の味でした。


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「回向返照の退歩を学すべし」とおしえられた。

2014年02月19日 | 季節の便り(北陸、福井)
早朝6時には、坐に着き、1炷40分が終わる少し前、
今の当地の日の出(朝開け)の時間でもあります。
薄くらい禅堂の磨りガラスも、徐々に、明るくなってくる「神秘の変化」
毎年、この月の「早朝坐禅会」が一番厳しいものかも。













今朝も、6時の梵鐘と読経の後「月光の曲」から始まるのはいつもと同じ。

今年初めて全員に「警策」を頂く
「ピシッ」となかなかの力がこめられている、合掌して一礼。
初めて「警策」を頂く女性から「アッと」驚きの声が漏れた。

坐中の老師のお話は、今日も滔々としている。

突然「皆様の前に大きな鏡が有ると思いなさい」
写っている姿は、あなた自身だけれど、本物の貴方では無い、

汝これ彼にあらず、彼まさにこれ汝
そこに写っている本当の私は、鏡の中の姿を離れて存在している。
鏡のなかの世界へ、静かに入って御覧なさい」と、教えている。

私たちは、色々なことを想像したり、実施したりしている。
生活の中では、あれやこれやの悩みなども多い。
これらの問題や課題は、外にあるのでなく、私自身の中にあるのです。
くよくよするのをやめなさい。
所以に須らく言を尋ね、語を遂うの解行を休すべし
(読み方・ゆえにすべからくことをたずね、ごをうのげぎょうをきゅうすべし)

鏡に移る、姿を静にながめ、己自身を見返しなさい。

「回向返照の退歩を学すべし」とおしえられた。

一方、私が鏡の中の人になり現実の私を見ることも大事。
現実には、他人から、別の世界から、
常に見られている姿なのです。
とも教えられた。

鐘1つの合図前に、
最期に、平成26年の課題として「回向返照の退歩を学すべし」が、
老師の要請でした。


久々に、「しの笛師」範のメンバーがいらしていて、2曲演奏、
禅堂の静寂のなかの笛の音は、荘厳でピッたし。

注、今日の老師の教えは、お釈迦様から中国曹洞から道元禅師に伝わった
普勧坐禅儀」からの解説
(口伝は、どのように文字を書くのか難しく、私の調べから知ったものです)

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