別名はオニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)、
オモイグサ(思い草)・古名を「のし」といい、
平安時代には「しおに」とも呼ばれていた、等
日本には、相当古くからの花。
『源氏物語』などにも「紫苑の織物」「紫苑の袿(うちぎ)」「紫苑の指貫」など。
襲(かさね)の色目(いろめ)としても秋を表わして、和装の専門家には、
その組み合わせに大切な知識のよう。
着物の色に「シオン色」と言うのが有りますが、この花の色です。
少し青みのある薄い紫色のことです。
平素は放置の雑草の中、秋口に突然草丈を伸ばし起立、
草丈は180cmくらいまでになる。
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)。
花言葉は「君の事を忘れない」・「遠方にある人を思う」。