静かで穏やかに、そしてのんびりの
お正月を過ごすことのできた今年。
いよいよ寒さ重なる時節、
当地の本当の寒さは、大寒のあと2月初めが一番寒い。
周年お世話になっている禅堂、「義宣寺さん」
早朝坐禅会は、
老師のお身体・参禅者の高齢化(若い人も居ますが)
1月2月はお休みと話合いになっています。
月一度は座らねばと思うのが、
これが今年の初仕事。
家庭の中ですから寒さは対処できますが、
お尻に敷く「座蒲(ざぶ)」がない、
座蒲団を4つに折ったり、パンヤを敷いたり
で座ってみても今一つ座り心地が悪い、
それでも、これで行くか、1炷40分は・・・。
結果からご報告しますと、僅か15分でギブアップでした。
それでも年初めの座り初め(坐禅)は、やったとの満足感。
この作法、老師(義宣寺東堂)さまから
いただいた書(平成26年12月)。
「恁麼(いんも)の七事」、
曹洞宗開祖、道元禅師様が
「本気で仏に近ずくための坐禅の教え」。
老師の書の最後2行に、
「恁麼の事を得んと欲せば
急に恁麼の事、努めよ」と。
凡人の私には、なかなか仏の気持ちになるのは難しいけれども、
内容は理解でき、
今、一度読み直す機会ともなりました。