鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4478回】 業績を上げたいのなら・・・

2023年04月04日 | 住宅コンサルタントとして

もうこれも何年も前から言い続けているので、

聞き飽きている方も多いと思いますが、

木造住宅において、商品で圧倒的な差を

ライバル会社につけることはできません。

 

デザイン面でも性能面でも、寄せてつくることは可能です。

(厳密に言うと、プロや目利き力がある方の場合、

商品のディテールの差を感じることはできますが、

家を建てる顧客層の場合、9割以上の方に、

その差は分からない)

 

なので商品以外の部分で差をつける必要があります。

 

ここを理解できていない、

頭の悪い住宅会社の経営者は、

業績が行き詰まったりすると、

新しいFCやVCに加盟したり、

商品パッケージを購入する上で多額のお金を使うのですが、

業績を上げる上でキーは商品ではないことの方が

圧倒的に多いのですね。

 

2022年、2023年と、

弊社のクライアント様の中で

業績が好調な会社に言えることは何か?

 

それは、

 

「自分の会社に自信と誇りを社員さんが持っているか?」

 

ということに尽きます。

 

「ウチの会社、本当に良い会社です」

 

「他部署のスタッフも、何か困ったことがあったら

非常に協力してくれます」

 

「お客様の方を向いて、全社一丸となって

家づくりに取り組んでいる会社です」

 

と、スタッフさんが心の底から思っていて、

それがにじみ出ている会社が、

今、業績が良い会社です。

 

外から何かのノウハウを買って、

上っ面だけ真似しても、無駄なのです。

 

ではどうすれば、スタッフさんが自信と誇りを持って

仕事が出来る会社になれるのか?

 

それは簡単ではありませんが、

最も重要なのは、社長や役員、リーダーの考えや行動が

社員さんの目から見て尊敬できることが1つ。

 

そして社長や役員、リーダーが社員さんに愛情をかけ、

感謝の気持ちを持つことがもう1つ。

 

こうしたことを継続していく中で、

良い会社は出来上がっていくのだと思っています。

 

業績を上げるのには、時間がかかるのです。


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