
「ゴミは出した人が持ち帰りましょう」と近在の方の手作りの立札が立てられて久しい場所がある。そのおかげで付近はいつの間にか物が捨てられなくなり、気持ちよくなっていた。先日、その立札の根元へ造花が捨てられれていた。あたかも立札へ挑戦しているように思える。
造花はその素材から朽ち果てるには年月がかかる。役目を終えた造花も心無い仕打ちに驚いたことだろう。どうしてこんな行為に出るのか思いもつかない。
「警告 ここへゴミを捨てると罰せられます」という立札が抜かれ、山の斜面へ捨てられている。雑草の茂り具合からそんなに前の仕業ではなさそうだ。とうてい子どもの悪戯とは思えない。
何れもすぐに被害や迷惑が及ぶすことはない、見過ごせばなんでもないことかもしれないが、よく通る道沿いだとやはり気になる。常識のない人はやはりいる。
小さなことと思ったルール破りが時には大きな事故に連なる。過信や人が見ていないからのルール無視も大きな災いを誘発する。先日も県内で起きた交通事故は、追い越し禁止区域でトラックを追い越そうと対向車線を走り正面衝突、3人の人命が失われた。
ムカッとする事を自分に置き換え、自省することはないか考えながら安全な日を積み重ねていこう。
(写真:投げ捨てられた警告の立札)