2010年09月10日 中国新聞「広場」掲載
私が中国新聞の広場欄へ投稿を始めて3年半。初めて掲載されたとき「読みましたよ」と町の中で声を掛けられ驚いた。そのとき、読者は内容とともに「誰の」投稿かにも関心があることを知った。
それまでは読むだけで、投稿者の名前を見て「この人は知っている」くらいだった。それ以降投稿者の名前を意識し始めた。
すると、この人はまた掲載された、前回の続編のようだ、子育てが楽しそうだ、地域活動を熱心にされているなど、投稿者を身近な人と感じるようになった。
投稿者に知人の名前を見つけることもある。同じ住所の人だと親近感を感じる。また、元同僚の思いもしなかった活躍の場を知り、エールを送ったこともある。
書いたり読んだりは衰えの防止になるという。楽しみながら投稿し、載れば喜び、メールや電話の感想でまた喜ぶ。知人らの活躍も知れる。
広場とは「ひろびろと開けた場所」。広場欄はただの広場でなく、交流と情報と知の詰まった文字の世界だ。そんな思いで内容の備わった投稿を続けていきたい。