日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

のどか

2011年11月20日 | 生活・ニュース
           

季節外れの雨があがった。雨に洗われたかのような真っ青な空、風は少し強いが日ざしがあり寒くはない。近くの小学校の運動場、風の曲にのってくるくる、かさかさと落れ葉が舞っている。運動場という広い舞台をさえぎるものは何もない。

舞い終わった枯葉が舞台の隅で小山のようにたまっている。それは役を終え静かに何かを待っているようで、先ほどまでの闊達さはない。時々、次に役を終えてやって来た仲間に驚いたように少しだけ動く。

スポーツクラブの子どもたちが来た。子どもたちの声に風の曲は消され、落ち葉たちは舞台をそちらへ譲る。青と黄と赤、秋ここにありと誇るような色のコントラストが走る子どもらを見下ろしている。

のどかな休日の運動場。突然、散歩中の子犬が子どもらの輪に向かって走り始めた。それを追っかける飼い主の走り、その何ともいえない慌てぶりにおかしさを感じ舞台の緊張が緩んだ。小春日和のような昼下がりだった。

(写真:美しい晩秋のコントラスト)
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