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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

こも(菰)巻き

2011年11月27日 | 地域
           

風物詩にもなっている「松の木へのこも(菰)巻き」は毎年、立冬の日から始まる。ここ吉香公園では1週間かけて200本ほどの松にこも巻きが行われる。小学生の課外活動として体験させる自治体もあるという報道を見た。これからを担う子どもらに郷土への思いを募らせるいいアイディアかもしれない。

この、こも巻きについて「松の枝についている虫が冬の間は樹幹を下がり、樹幹の粗皮の割れ目などに隠れて越冬するので、この時期に幹に『こも』を巻きつけ、『こも』内で越冬させ来春の啓蟄の頃に『こも』の中で越冬した虫を『こも』と一緒に焼却し駆除するそうです。『こも巻き』は一つの害虫の退治法」と広報に載っている。

公園でこも巻きされた松を撮っていたら「初めて見るのですがこれは何ですか」と観光で見えた人から声を掛けられた。害虫退治の方法のひとつと話すと「我が家の松にもやってみよう」とその人は撮って行かれた。庭の趣きがよくなるだろうと思いながら見送った。

こもを巻かれた松の木は少し暖かそうに見える。それも啓蟄の日まで。その日、こもが取り外され、燃やされて公園の冬が終わる。この冬はどれほどの害虫がこもの中で越冬してくれるだろうか。

こもが消えると公園は春への準備が始まる。
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