日々のことを徒然に

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農薬の功罪

2014年06月14日 | 生活・ニュース


 知人は借りた菜園で野菜作りを楽しんでいた。まもなく、その菜園の周辺で野菜作りを楽しむ人からクレームが来た。クレームを出さざるを得ない皆さんの気持ちはよくわかる。そのクレームは、無農薬野菜を作るためとして「一切、農薬は使わず、菜園周辺の除草もあまりしない」という徹底した放任菜園に対してだった。

 畑仕事がなくても土に足音を聞かせ、葉の色を見るために菜園を訪れる人らから見れば「何をしているの」と言いたいだろう。さらに、農薬を使わないので虫類の来園は思っただけでも相当だろう。隣接の菜園は農薬を使っているとはいえ、虫の被害が及ばないわけがない。それを受け入れられない知人は野菜作りを止めた。

 庭のプランターに植えたキュウリの葉にも虫食いの穴がいくつかある。水やりの時などには虫を捜す。小さなテントウムシや緑色のカメムシなどを見つける。カメムシは保護色のようで、葉裏を覗こうとして押さえ臭いお返しを浴びた。しかし、葉を食べる姿は見ていない。虫はこれからの季節に盛りをむかえるが、キュウリのなり具合には影響ないだろうから殺虫剤は使わない。

 先日、農園作業でジャガイモの葉に乗っている1匹の虫、葉と同色で見つけられにくいと思っていたのだろうか、シャッターが降りるまでじっとしていた。農園の周辺も宅地化が進み、農薬使用は遠慮している。それだけに虫には喜ばれる場所なので白菜などの葉物のは植えない。農薬の残留量が問題になることがあり、安全安心な食材への要求はとどまることはない。農家の気づかいは大変だ。
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