日々のことを徒然に

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線状降水帯

2015年09月11日 | 生活・ニュース


 気象衛星ひまわり8号が本格稼働を開始したのは今年の7月。日本上空からのデータ送信はこれまでの数倍と飛躍的に増加した。TV画面で見る今年の台風進路の連続写真はこれまでにないスムースな動きでその威力を感じていた。最近の台風進路の正確な予測もひまわり8号のデータから来ていたのだろう。

 昨年8月の広島市の土砂災害は記憶に残っている。その一つに、豪雨をもたらした積乱雲は山口県東部で連続発生し、広島県へ流れた。それが積乱雲の帯となるバックビルディングを形成し広島市北部の山に至り豪雨となった、という解説をなぜか記憶している。8日の夕方、民放の気象予報士が「線状降水帯」が予測されるので大雨に注意が必要と予測した。

 線状降水帯とは初めて知った気象用語。その説明はバックビルディングがさらに大きくなり、大雨の降雨地域が帯のような状態となり、大きな災害発生の恐れがある、予報図に現れた帯状の降雨地域は地域というより複数県に掛かる広い範囲を示していた。どうして発生がわかるのかという質問に、ひまわり8号の観測結果からと予報士は話した。当たらぬことを願いながら聞いていた。

 予報通りの線状降水帯は経験のないといわれる降雨は広範囲な地域を襲った。そんな中、鬼怒川の堤防決壊で逃げ遅れた人たちを救出する救助隊員の決死の作業は人命の貴さを改めて感じさせた。あの電柱に身を預けた人の救出時には我がことのように胸が熱くなった。子どものころ土砂崩れを経験しているがあの時の恐怖は今も忘れていない。東北でも被害発生、早い復旧と復興を願いながら画面を見る。
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