迷走は計画通りなのか自然のなすがままだったのか、台風5号の進路がようやく決まりつつある。とはいってもその予想円はあまりにも大きく、円上の東西南北の示す範囲は広すぎる。日本の進路予報技術をしてもむつかしい。仮に予想円の中心を進むと九州から豊後水道経由で瀬戸内海、四国と広島湾を結ぶあたりを通過する。
先の豪雨で被害の大きかった九州地域では、行方不明者の捜索に加え、5号への備えをするという厳しい状況になっている。ボランティアの人らの滴る汗の映像を見ながら心配する。5号に伴う雨量は延べ600から700㍉という驚く値が予測されている。台風襲来前の対策完了を急いでほしい。
もしかしたら台風の進路になるかもしれない我が街の上空、今日は真っ青な空に白い雲、日差しはたっぷりで、台風の予測など高齢者の心配事と笑っているようだ。車の積載温度計、今日は35度を示していた。いつもなら歩く距離だが暑さに負けて迷惑をかけてはと車で出かけた。クーラーは愚痴一つ言わず気持ちよく運転させてくれる。
南方海上の海水温度が高く台風5号の勢は勢力維持か増す方向という。台風の発生数、南極大陸氷山の分離などなど地球上の気象異変が多い。原始の生活には戻れないが、人の作った文明文化科学という自然に存在しない人の力が災いを引き起こしているのでは、そんなことを思いながら自然にないパソコンのキーを叩いている。これは思っていることとの矛盾だろうか。