1㌔が1万3千円余という米の有ることを知った。生産者は工夫を重ね美味い品種を完成させたという。通常の米価の30倍から40倍の価格になるという。確かに、地産地消に協力してわが家で食べる購入米と比較するとどれほど高価なものか分かる。レポーターが「美味い」と驚いていたが、どんな美味さか言及なかったが、それほど美味いということだろう。
農薬は一切使用しない、肥料は手作り、一株の本数を減らすなど素人にわかる他の米とのつくり方、それだけではない苦労もあるだろうが、除草剤を使用しないので草取りの苦労は大変だという。子どものころに見ていた稲株の間を前後しながら転がして除草する。水があり粘っこい田の中を移動するのは大変重労働といいながら、美味い米作りのためには欠かせないという。
全国的な天候異変で農作物の出来が心配されている。野菜類は地方のスーパーでもすでに値上がりしている。野菜もだが、心配なのは米の生育状況、報道でも心配されている。雨、日照不足、さらに各地の洪水による稲田の冠水や流出など、一地域だけでなく全国的な共通点になっている。今からでも天候回復で生育挽回と願いたい。
今日は八月十八日、米の字を分解すると八十八になる、米つくり作業には88の作業が必要、と言われることから「お米の日」となったとある。当たり前のように生活に根付いている米だがいろいろ問い直してみる事も多い。親しい人の稲田は思い通りに育ち黄金色に覆われている、来週には刈り取りされるそうだが、雨の降らないことを祈っている。