日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

一杯のコーヒーから

2022年06月22日 | 回想

 出かけた先で30分くらいの待ち時間が生じた。出かけ直す手もあるが施設内でコーヒーを飲んで時間つぶしとした。初めての店内、コーヒー注文の要領を聞くなどして席に着いた。席はコロナ感染防止策により座れる席は指定されているが、そんな店内は半分近くの席が埋まっている。

 ふと、「一杯のコーヒーから」という懐かしい歌詞が何故か思い浮かんだ。しかし、続く「夢の花咲くこともある」の後の歌詞は全く浮かんでこない。どのくらい昔の歌だったのか、ラジオで聞き覚えたのはいつ頃だったのか、妙に気になり時間もあることだしスマホで検索、「いっぱいの」まで入力するといくつかの項目が並ぶ。その中に目的の文字がある。検索する人があるようだ、そう思いながら開く。

 何と発売は私の生まれる前の1939年3月、コロンビアレコードからで、霧島昇・コロンビアローズが歌うとある。作詞は藤浦 洸で作曲は服部良一。藤浦はお酒が飲めないコーヒー党、服部はビール党。初めのタイトルは「一杯のビールから」であったが、お酒の飲めない藤浦は「ビールをコーヒー」に直したという裏話も残っている。

 この歌は多くの歌手によって歌い継がれているともある。こんな記述を読みながら。地下の喫茶店に通っていた半世紀以上昔を思い出す。レコード発売当時のコーヒー一杯は15銭、地下の店は30円か50円くらいではなかったろうか、そんなことを思っているうちに注文したコーヒーが運ばれてきた。たっぷりの量に満足の待ち時間を過ごせた。

 (今日の575) 珈琲はカステラ供にやって来た
コメント
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