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散歩の道ぞい、何度も通っているが、おや、と気づくいろいろな物や形が目に入ることがある。どうして気づかなかったのだろうかと思う。注意散漫なのか、慣れに馴れきっているのか、それを聞けば歳のせいでしょう、という反応があるかもしれない。気づかないよりはましだろう、そんなのんきな散歩もまた楽しである。
かつては城下町の名残が残る住宅地、商店街はシャッター通りに変わり、曲がり角が多く狭い道幅、そんな街並みだがガレージ付きの今風の家がまばらに建ち始め、街の見かけが車社会に変わっていく。ガレージには出入り安全のためにカブミラーが多く設置されている。みると何かほっとする。
そうした中に、道路との境界が長い白壁作りの歴史を感じる和風の家がある。その白壁の上に四角いカブミラーが設けられていることに気づいた。見ると白壁の屋根に当たる瓦の並びが写っているだけで、防犯の役目があるようには見えないが、何かのこだわりがあるのだろう。ちょっと面白い構図なので無断で撮らせてもらった。
彼岸花を楽しみにしている庭がある。赤、白、黄などこの時期には咲いていたが、今年は花の姿が見えない。猛暑・酷暑のためだろうか、よく手入れされていたように思うがどうしたのだろう。そんな気遣いをしながら、次の角を曲がる。とたんに車社会の現実に戻る。
(今日の575) 在ったかな思い出させる曲がり角