日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

万愚節

2024年04月01日 | 生活・ニュース

 4月1日、月曜日、年度初日、快晴。スタートにはピッタリの条件が揃い、将来が明るく希望に満ちて広がっていく前途洋洋という言葉が浮かぶ。学窓を巣立ち新社会人としてスタートを切った若い人、これからの日本を切り開く、なんていうと昭和の人と言われるそうだが、今が突然あらわれたのではないことだけは認識して課題に取り組んでほしい。

 今日はエイプリルフールの訳語で四月馬鹿。万愚節(ばんぐせつ)ともいい歳時記に載っていることを知った。どちらを用いるかは作者の好みにもより、一句中の前後関係で変わるそうだ。解説によると、4月1日に他人に騙された人間をエイプリルフールというのだが、万愚節と同じように四月馬鹿と言っている。

 現役時代に1度経験したこと。入社式で式の進行要領を新入社員に説明しているとき、ある人が式場の入り口から手招きする。こんな時になんなの、思いながら説明を済ませた。式場の外に出ると手招きした人から知人の死を告げられた。一瞬だが今日はエイプリル、と疑ったことを心でわびたことがある。「四月馬鹿人の死に嘘なかりけり」(安住 敦)。

 能登半島地震から3カ月、被災された皆さんの長い復興・復旧への長い道のりはこれから始まる。発災直後から偽情報がSNS上で多く発信されたという報道があった。どうしてそのような行為をするのか全く理解できない。事故や災害時の偽情報発信は人間としてやってはいけない。

 (今日の575) 万愚説手加減なしで切り込まれ
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