2024年4月6日 毎日新聞「はがき随筆」掲載
狹い通り。自転車に乗った数人の小学生が向こうからやって来る。運転中、似たような状況でヒヤリとした経験がある。
子どもらの通過を待とうと車を左に寄せて止まる。先頭の子が「すみません」と一声、続く子も同じように声を出す。最後は「ありがとうございました」と言い、ぴょこんと頭を下げた。思いもしなかった言葉に驚きながら、いい子らに出会ったとうれしい気分になった。
ルームミラーで子らの背中を追いながら、ちょっとした気遣いを分かってくれ、礼を残していった子らの一団に「ありかとうな」とつぶやいた。
(今日の575) 子どもらの素直な言葉宝もの
狹い通り。自転車に乗った数人の小学生が向こうからやって来る。運転中、似たような状況でヒヤリとした経験がある。
子どもらの通過を待とうと車を左に寄せて止まる。先頭の子が「すみません」と一声、続く子も同じように声を出す。最後は「ありがとうございました」と言い、ぴょこんと頭を下げた。思いもしなかった言葉に驚きながら、いい子らに出会ったとうれしい気分になった。
ルームミラーで子らの背中を追いながら、ちょっとした気遣いを分かってくれ、礼を残していった子らの一団に「ありかとうな」とつぶやいた。
(今日の575) 子どもらの素直な言葉宝もの