日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

日本の電気の父

2024年04月24日 | 地域

 岩国徴古館、旧岩国藩主吉川家によって昭和20(1945)年に建設された後、岩国市へ寄付移管された博物館。岩国に関する歴史、美術工芸資料など約4万点が収蔵され、なかでも錦帯橋に関する古図面などの貴重な資料などが保管される市内唯一の博物館。そんな徴古館から5冊目のマンガが出版された。

 今月中旬発行のものは「マンガふるさとの偉人」シリーズで「日本の電気の父 藤岡市助(ふじおかいちすけ)ものがたり」B5版約100頁でモノクロ。これまで「赤穪武人伝(あかねたけと) 幕末を駆けたい知人の風 第三代奇兵隊総督」、「吉川経幹(きっかわつねまさ) 長州の危機を救った領主 12代岩国領主」、「東 沢潟伝(ひがしたくしゃ)  勤王の志士・実践の教育者」、「吉川嘉伝(きっかわひろよし) 岩国の悲願 錦帯橋を創りし領主」の4冊がある。

 市助は国産の白熱電球の製造から後の東芝のルーツとなる会社を設立した人。今から150年くらい前に、今の岩国小学校付近で武士の家に生まれた。父の「至善(しぜん) 最高の善をなす」という言葉に打たれ、それを生すには「己が力をつけなくてはならん、そのためには勉強じゃ」と養老館や岩国英国語学習所などで学ぶ。

 優秀さが認められ旧岩国藩主吉川経健氏から東京に呼ばれ上京、工学の道に進む。のちにエジソンに出会いさらに研究は進化する。故郷に電車を走らせる。マンガはどんな努力をし、どんな力をつけたかなど、AIの時代では学べない人の辿るべき途が学べる。AI操作の手を休め読んで欲しい。

 (今日の575)  白熱はLEDの生みの基
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