
片側1車線の国道、社名だけ記した先行の大型トラックは右折、その前も大型輸送車。こちらは長野ナンバーをつけているが、目を引いたのは後方扉のラッピング。「レタス生産量日本一 信州・川上村」と記入がある。長野県のレタス生産量は断トツ日本一、ある方のブログで拝見したことがある。
レタスを掲げる親子とそれを頭に乗せた犬、広々とした農地の遠景にはアルプスらしき山が描かれており、新鮮さが伝わる。トラックは最大積載量11トン、とある。これだけのレタスをどこに納品するのだろう、そんな事を思いながら1㌔くらい追従していたら、国道から市街地に向かう地方道に右折した。
野菜の生育は天候に支配される。このところの値段の動きの高低幅は大きい。野菜の価格は食に響く。TVで「子どの好きなカレーライスからジャガイモが消えました。変わりはナスやカボチャで量目を良くしている」、笑いながらインタビューに答える主婦の苦笑、そこからは黙々と食べる子どもの顔が見えるようだ。
最近は暑さに強い作物を作る、という声を聞く。先日、暑さに強い米作りに切り替えたという農家の話を聞いた。新鮮な野菜を食べれる、という当然の思いが消えるかもしれない環境の悪化、軍備競争を控え人にやさしい地球環境を作る工夫、多少不便な世の中に戻ることを覚悟して政をして欲しいものだ。
(今日の575) 生野菜パリパリ感よいつまでも